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今週は東京で「オークス」が行われる。桜花賞馬ジュエラーが剥離骨折で離脱したことに加え、2歳女王も不在。牝馬クラシック第2弾は、一気に大混戦の様相を呈してきた。はたして樫の女王の座に就くのは、どの馬か。
今週はオークス。振り返ってみると桜花賞上位組の活躍が目立つが、今年はどうだろう。桜花賞馬ジュエラーは骨折で断念。その桜で1番人気だったメジャーエンブレムは、マイル路線にホコ先を向け、先のNHKマイルCを快勝。登録すらしなかった。
では、桜でジュエラーと大接戦を演じたシンハライトが最有力候補となるが、420キロ台の小柄な牝馬。関東までの初の長距離輸送がどう出るか。不安材料であることは確かだろう。
以下、有力どころは能力的にほぼ互角。各馬の前走を振り返ってみて“これなら本番は”と強く推せる内容のよさはなく、結果はともかく、桜花賞とは一転して混戦模様と言っていいのではないか。
馬単導入後、これまでの13年間、その馬単で万馬券になったのは5回(馬連も同じ)。1番人気馬は3勝(2着3回)。2番人気馬は2勝(2着2回)。この間、1、2番人気でワンツーと手堅く収まったこともあったが、やはり順当に収まりにくいGIと言っていいだろう。
では、シンハライト以下の有力どころを見てみよう。フローラS快勝のチェッキーノ。同じオークストライアルのスイートピーSで1、2着のジェラシー、フロムマイハート。桜花賞3着アットザシーサイド。フラワーC勝ちのエンジェルフェイス。そして、フロンテアクイーンにロッテンマイヤーといったところ。が、いずれも強い印象はなく、信頼性に乏しい。
こうしたところなら、近走の成績が冴えなくても、曲がりなりにも桜花賞戦線で上位争いを演じた馬を見直してみても悪くない。
そんな中で浮かび上がってくるのが、デンコウアンジュである。桜花賞でも主力に推したが、結果は10着と期待を裏切ってくれた。しかし冷静に振り返ってみると、負けるべくして負けたと言わざるをえない。
今季初戦、休み明けだった前々走のチューリップ賞は、勝ち馬とコンマ3秒差の5着。当然、桜花賞は一度使われての変わり身を見込まれていた。が、蓋を開けると前走時から8キロ減の442キロ。デビュー以来、最低の体重での出走となった。だからだろう、パドック(下見所)では珍しく落ち着きを欠いていた。
レースでは出遅れて後方から。直線はインに入って末脚を伸ばそうとしたが、今度はあっという間に行く手をふさがれ、まったく競馬にならなかった。不完全燃焼と言っていい内容で、レース後、騎手も反省の弁を口にしていた。が、それでいてシンハライトとは1秒差、5馬身ちょいの差だった。これなら十分に挽回は可能と言っていい。
この中間は立て直しに成功。ふっくらとした好馬体で、体重は元に戻り、稽古の動きは軽快かつリズミカル。「雰囲気が実にいい。本来の姿にすっかり戻っている」と、厩舎関係者が口をそろえるほどだ。ならば、あらためて期待していいのではないか。
周知のとおり、アルテミスSでは、2歳女王でNHKマイルC勝ちのメジャーエンブレムを一気に差し切って見せた実力の持ち主。能力の高さは明らかだ。
ダービー馬メイショウサムソン産駒で、母の父は凱旋門賞馬。2400メートルの距離は望むところで、好勝負必至と見た。
もう1頭、お勧めしたいのは、ビッシュ。目下、抽選対象(5分の4)だが、入ればこれも間違いなく好勝負になる。前走は緩いペースの中、後方から行きすぎたが、体重が減っていて状態もよくなかった。マタハリ(GI仏1000ギニー)など近親、一族に活躍馬が多くいる良血。“一発”十分だ。
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