芸能

天才テリー伊藤対談「せんだみつお」(1)誕生日イベントは落語をやりまして

●ゲスト:せんだみつお 1947年、樺太生まれ。大学中退後、専門学校に通いながら高校時代から知り合いの菅原進の紹介でビリー・バンバンに参加し、コンガや司会を担当。それを見ていたニッポン放送のディレクターにスカウトされて「セイ! ヤング」「ハローパーティー」(ともに文化放送)などラジオ番組のパーソナリティを経て、72年「ぎんざNOW!」(TBS)、73年「うわさのチャンネル」(日本テレビ)の司会で、その人気は決定的に。78年12月に体調を崩して半年間休業、復帰後は役者業にシフトし、主に時代劇や2時間ドラマなどで活躍。現在もタレント業、俳優、イベント司会者として幅広く活動中。また、幅広い人脈を生かして「キネマ旬報」誌にて、「せんだみつおが見上げた昭和の巨星(スター)列伝」を連載中。

「ぎんざNOW!」「うわさのチャンネル」の司会やラジオのパーソナリティとして70年代に絶大なる人気を誇った、せんだみつお。70歳を迎えた現在も勢いは止まらない。自虐ネタから交流するスターの素顔まで語り続けるそのテンションに、天才テリーも思わず爆笑!

せんだ 今日はもう、しゃべりまくりますよ! 仕事がないから、ふだんしゃべる場所があんまりないんですから。

テリー ほらほら、始まった。今日はせんださんが一人でしゃべるから、もう俺はいらないよ。じゃあ、本屋に行ってくるので、あとはお願いします(笑)。

せんだ ナニ言ってるの、こっちはテリーさんにお会いできるのを楽しみにしてたんだから。

テリー ところで、せんださん、今年で70歳になったんですって?

せんだ そう、7月29日。母親から「誕生パーティだけはやっちゃいけない」って言われていたのに、誕生日の1週間前にイベントまでやっちゃってね。

テリー それは、花とかを贈るのもダメなの?

せんだ うん、ジャマになるから。花をもらうぐらいなら花代もらえ、花束より札束、「おかげさま」よりお金様、気持ちより諭吉だからね。

テリー アハハハハ、相変わらず、くだらないことがスラスラ出てくる。で、どんなイベントだったんですか?

せんだ 僕、奥山コーシンさんっていう放送作家の方に、もう5年ぐらい落語を習っているので、まずそれを披露しました。(桂)米朝さんの「天狗裁き」っていう古典なんですけど。

テリー それ、何分ぐらいの落語なんですか?

せんだ 25分ぐらい。関西の噺やから、関西弁でやったんですわ。

テリー いちいち、そういう笑いは入れなくていいから(笑)。でも、25分はけっこう大変だね。

せんだ これがすごくおもしろい噺でね、聞いた当時は落語にあんまり興味もなくて「これが米朝さんか」ぐらいの認識しかなかったんですが、もうおかしくて、おかしくて。全部夢の中の話なんですよ。

テリー じゃあ、せんださんにとっては、落語の魅力を教えてくれた大事な噺なんですね。

せんだ そう。こんな機会だから、シャレでやってみようかなと思って、高座名も「せんだ亭みつお」にしてやってみました。

テリー 落語以外は、何かやりました?

せんだ 元ビリー・バンバンの菅原進さん、俳優の西岡徳馬さん、ジャーナリストの橋本五郎さんがゲストで来てくれて、トークショーをやりました。

テリー 豪華なゲストじゃないですか。じゃあ最近は仕事も忙しいんだ?

せんだ いやいや、そんなことありませんよ。もうずっと「ウケない、金ない、仕事がない」の「3ない運動」中だから。最近、僕が何て言われているのか、知ってます?

テリー えっ、何ですか?

せんだ 「お笑い界の羽生結弦さん」ですよ。「どんだけ滑るんだ?」って。これ、いいでしょう?

テリー たっぷりネタを持ってきたんだ(苦笑)、これは先が思いやられるな。

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