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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「加藤一二三」(1)ガリガリ君が好きでも我慢して‥‥
●ゲスト:加藤一二三(かとう・ひふみ) 1940年、福岡県生まれ。54年、14歳7カ月で四段となり、当時史上最年少で中学生プロ棋士に。58年、史上最速でプロ棋士最高峰のA級八段に。デビューから4年連続昇段して18歳でA級八段となる偉業により、「神武以来(じんむこのかた)の天才」と呼ばれる。82年、3度目の挑戦となった第40期名人戦で、中原誠に挑戦。名人戦史上に残る名勝負の末、初挑戦から苦節22年で念願の名人位に就き、2007年、史上初の通算1000敗を記録して話題に。今年6月、現役引退。現役勤続年数62年10カ月は歴代1位。また、現役時代からバラエティ番組に出演し、「ひふみん」の愛称で若者からも人気に。現在もテレビ・ラジオ・講演・本の執筆と多忙な毎日を送っている。
「神武以来の天才」と呼ばれ、62年以上にわたり活躍してきた棋士・加藤一二三九段。現役引退後は「ひふみん」の愛称でバラエティなどに引っ張りだこだが、デビューまでの経緯、話題の藤井聡太四段への提言など、天才テリーを相手に語るその姿は、まさに名人のたたずまい!
テリー 今日は、どうお呼びすればよいですか?
加藤 「加藤九段」でいいと思います。
テリー それでは加藤九段、62年の現役生活、お疲れ様でした。あらためてこれまでを振り返ってみて、いかがですか。
加藤 そうですね、私の公式戦対局の数は2505局でして、これは大山(康晴)名人よりも200局多いです。
テリー すごいなあ。
加藤 勝った数が1324回、これは歴代3位です。あとA級という最高クラスに36年いたのが1番、その時期に勝った数も1番なんですよ。
テリー いや、すごい記録ばかりですね。これだけ長く現役をやっていると、体調の心配とかもあったんじゃないかと思うんですが。
加藤 あ、体調が悪くなった時もありますけども、これまで不戦敗はありませんし、休場もありません。そういった意味では、幸運なんですよ。
テリー では、風邪をひいたり、体調が悪い時なんかも対局に行くわけですか。
加藤 ところがですね、対局の前の日に熱を出したことはありませんし、風邪もひきません。あと14歳で四段になったんですけども、以来引退するまで、将棋の対局の前の日に「負けるかもしれない」と思ったこともありません。私、勝負師にはかなり向いていると思います。
テリー 体も精神も向きすぎてますよ(笑)。ふだん、どんなものを召し上がっているんですか。例えば、今日の朝食は?
加藤 普通は豆腐にスープ、ヨーグルトにチーズです。あと、朝からハンバーグをよく食べますけれども。
テリー じゃあ、食べ物で好きなものは何ですか。
加藤 あまり固いものが食べられないので、好きなのは羊羹とかね。
テリー 水羊羹はいけますよね。
加藤 ええ、甘いものが好きなんです。
テリー 僕も大好きです。アイスクリームとか食べますか。
加藤 どちらかというと、シャーベットを。
テリー じゃあ「ガリガリ君」なんかお好きなんじゃないですか?
加藤 あ、「ガリガリ君」大好きだったんですよ! でも、ああいうアイスって、すごく砂糖を使っていますでしょう。私は医者から「あまり砂糖を摂ってはいけません」と言われているものですから、何回も「ガリガリ君」の前に立ってね、買おうと思ったけど我慢しました。
テリー ハハハ、さしもの名人もアイスに完敗ですか、おもしろいですねェ。ところで、なぜ歯を入れないんですか。
加藤 かれこれ20年ぐらい前に奥歯の治療をして歯を入れたんですが、そうしたら頭の働きが重くなりましてね、すぐに取ってもらったんです。で、この前出た番組で共演しました歯科医の先生によると、やはり奥歯の治療をすると小脳の働きが止まることがあるそうです。何だか、お墨付きをもらった気分です(笑)。
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