地元紙記者はこう続ける。「コンサルタントの後ろには大手ゼネコンがいたケースもありました。その計画を実行しても地元にお金は落ちず、東京から入ってくるお金が本社のある東京に戻るだけのものだった」沿岸部を含めて、被災地では災害時にスムーズに避難場...
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被災地を取材し続けるジャーナリストの村上和巳氏が語る。「岩手、宮城では巨大津波に襲われ、多くの方が命を落としました。震災当初、火葬場が満杯で土葬したものの、2カ月後には腐乱状態で体液が滴るビニール袋入りの遺体を納めた棺を、不憫さのあまりに家...
記事全文を読む→地獄の業火のような福島県民の怒りは尽きない。中筋氏が被災地に入って感じたのは、ここに来て「帰還は無理かもしれない」と避難民が感じだしたことだ。「南相馬市の居酒屋に入っても、『自分の屋敷は1億や2億で売れるだろうか。いや、5000万がいいとこ...
記事全文を読む→12月4日で東日本大震災発生から1000日が経過した。しかし、宮城、岩手、福島の3県を中心に避難者は今なお27万人を超え、被災者たちは心にさまざまなトラウマを抱えて日々苦しんでいる。復興庁発表の数字では表れない「地獄の現状」に迫った。復興庁...
記事全文を読む→現場は常軌を逸した惨状が続いている。ちなみに八木澤氏はこんな話を聞いたという。「福島原発が水素爆発した際、何号機のものかは定かではないが、燃料棒の一部が敷地の中に落ちていた。しかし非常に線量の高いものでしょ。では、どうしたかというと、遠隔操...
記事全文を読む→福島第一原発の取材を続けている八木澤高明カメラマンは、「政府は本当に原発がコントロールされていると思っているのか。思っているとしたらあまりに無責任」と前置きし、こう語る。「今、燃料棒の取り出し作業に当たるベテラン作業員は36名いると言われま...
記事全文を読む→去る11月18日から始まった福島第一原発4号機の燃料棒取り出し作業──。燃料プール内に散乱する瓦礫が取り出しの邪魔になり、空気に触れると高濃度の放射能が拡散、「全員即死」の最悪事態も懸念される。この1年で本当に無事に作業は終わるのか。かつて...
記事全文を読む→小泉氏は総理時代の04年に、海上から北方領土を視察し、プーチン大統領から不快感を表明された間柄だ。森氏を通じてとはいえ、小泉氏が簡単にロシア側の提案を鵜呑みにするのだろうか。永田町関係者が言う。「もともと小泉氏とプーチン大統領は信頼関係にあ...
記事全文を読む→福島県の問題として多数を占めたのは、農作物・水産物に対する風評被害である。小林市長が語る。「風評被害に対する補償については、私も含めてまったく満足していません。市場に出荷されている作物はきちんと線量を測っており、安全性は確保されておりますの...
記事全文を読む→11月2日、日露2プラス2会合(外交・防衛閣僚協議)が開かれた。平和条約を結んでいないロシアとの閣僚会合は異例のことで、安倍総理とロシアのプーチン大統領との首脳会談の結果、開催されることになった。安倍政権発足以降、日露関係は良好となっている...
記事全文を読む→今回、福島市長選挙で争点になった「除染問題」について、山本氏は語る。「福島市長選で初めて知ったのですが、福島市に渡利〈わたり〉という有名な高線量地域があります。とっくに除染したと思っていましたが、終わってなかったのです」福島市において除染は...
記事全文を読む→“政界の師”である元総理が公の場で「即時ゼロ」という言葉を使ってまで、現総理に「エネルギー政策」の転換を求めた。この異例の事態に、永田町では「元総理の真意は『脱原発』とは別のところにあるのでは‥‥」とささやかれ始めている。そんな中、元総理の...
記事全文を読む→私が最後に帰還困難区域に入ったのは、この10月のことでした。あらためて感じたのは、被災地がますます殺伐としてきたことでした。家屋が朽ちかけ、田畑は荒れ放題でセイタカアワダチソウが生い茂っている。その一方で、サルやイノシシが繁殖している。南相...
記事全文を読む→熟練作業員が高線量で原発に入れないという問題の他に「日当の値崩れ」の問題もあります。いわき市には原発作業員を募集する貼り紙が市内のあちこちに貼られています。日当が、〈1万4000円〉と書かれていましたが、そんなわずかな金額で死と隣り合わせの...
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