96年夏の選手権の決勝戦は3-3の同点のまま、延長10回裏に突入していた。守るのは27年ぶり5回目の優勝を狙う松山商(愛媛)。片や攻撃側は過去2度の準優勝、今回悲願の初優勝を目指す熊本工。古豪同士の一戦だった。状況は1死満塁と熊本工がサヨナ...
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15年からは古巣・西武の監督に就任した田辺徳雄は、吉田(山梨)時代に1度だけ甲子園に出場したことがある。2年生ながら3番・ショートでチームの主力を担っていた83年夏の選手権だ。そしてこの大会での初戦・箕島(和歌山)との試合が田辺を西武ライオ...
記事全文を読む→04年夏の選手権で全国制覇し、北海道に史上初となる深紅の大優勝旗を持ち帰った駒大苫小牧(南北海道)。北海道民ならずとも“まさかの優勝”だったが、続く05年の夏も駒苫は決勝戦の舞台まで勝ち上がってきた。前年のチームは打率4割4分8厘。防御率は...
記事全文を読む→12年オフにメジャーリーグから日本球界に復帰、古巣の中日ではなく阪神へ入団した福留孝介。昨シーズンは打率、本塁打数、打点の打撃3部門でチーム最高の成績を残すなど、ベテランとなった39歳の今も主軸として甲子園でその勇姿を披露している。いわば福...
記事全文を読む→01年のドラフト会議で4球団競合の末、抽選で福岡ダイエー(現・ソフトバンク)への1位入団が決まった寺原隼人。その年の春までは無名だった寺原の名が全国に知れ渡ったのは、01年の夏。各地で県予選が行われている真っ只中だった。今大会でも大健闘中の...
記事全文を読む→08年の春に智弁和歌山に入学直後から、その名は全国の高校野球ファンの間に轟いた。現在、日本ハムで内外野をこなすユーティリティ・プレイヤーとして活躍中の西川遥輝のことである。強豪校にあって入学1週間後の春の和歌山県大会から1番・ショートで出場...
記事全文を読む→03年夏の選手権決勝は、大会前から優勝候補に挙げられていた2チームの頂上決戦となった。その大会限りでの勇退を表明していた、名将・木内幸男監督率いる常総学院(茨城)と、2年生ながらチームの絶対的エースとして君臨するダルビッシュ有(現・レンジャ...
記事全文を読む→甲子園には“魔物”が棲むと言われる。この魔物は劇的なドラマや展開を好み、ひとたびヤツが姿を現すと勝利目前のチームは悪夢のような混乱に見舞われ、観客までその手先になってしまうという、実にやっかいな存在だ。その魔物が決勝戦の9回、あとアウト一つ...
記事全文を読む→昨シーズンはプロ野球史上273人目となる通算100号本塁打を達成。さらにキャリアハイとなる26本塁打、チーム日本人最多記録となる打点105をマークし、打点王を獲得。14年ぶりのセ・リーグ優勝を果たした最大の要因とも言える強力打線の4番として...
記事全文を読む→07年のドラフトで4球団から1巡目指名を受け、抽選で日本ハムに入団。プロ入り後はその大物ぶりが際立つ中田翔。そんな中田は高校時代から“平成の怪物スラッガー”として常にその動向が注目されていた。05年に大阪の強豪・大阪桐蔭へ進学すると1年夏か...
記事全文を読む→昨シーズンは自己最多の9勝を挙げ、先発ローテーションの役割を果たした広島カープの福井優也。今シーズンは自身初となる2ケタ勝利を狙うも7月まででわずか2勝と結果を出せずにいる。だが、そんな福井は高校2年の夏、甲子園史上初となる大快挙を目指すチ...
記事全文を読む→01年のドラフト会議で西武の4巡目指名で入団した栗山巧。プロ4年目から一軍に定着し、これまでにベストナインにも3回選出。今季は6月に史上120人目の通算1500安打を達成した。持ち前のバットコントロールの良さで広角に打ち分け、優れたチャンス...
記事全文を読む→12年のドラフト1位で阪神に入団した藤浪晋太郎。昨シーズンまでの3年間で35勝を挙げるなど、着実に阪神のエースへの階段を駆け上がっている。その藤浪は12年に大阪桐蔭のエースとして春夏連覇を達成し、甲子園を席巻。全国の野球ファンに衝撃を与えた...
記事全文を読む→08年のドラフト会議で西武から3位指名され、入団。そのシュアな打撃と軽快な守備でチームの主力に成長した浅村栄斗。今や4番も任されることが多いが、そんな浅村は08年に大阪桐蔭が2度目の夏の甲子園優勝を果たした最大の殊勲者でもある。最後の夏とな...
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