スポーツ

ザックジャパン瀕死状態で浮上する“カズ待望論”

 10月の欧州遠征で、セルビアとベラルーシに敗れたサッカー日本代表。ブラジルW杯まで約半年まで迫っているのに、チームは深刻な状況に陥っている。

 原因について、海外在住のサッカーライターが分析する。

「ザッケローニ監督は、就任以来、チームとしての戦い方を徹底的に叩き込ませ、結果を残してきました。ただ、今年6月にW杯出場を決めた直後の会見で、本田圭佑(27)が『個の力をどうやって高めるか』と発言してから、チームの歯車が狂ってきたのです」

 その言葉を意識し過ぎて、自己満足なプレーが増え、一番の武器だったチームとしての連動性が見られなくなった。

「W杯に出場しない相手に1点も取れずに完敗し、ザッケローニ監督の解任論も出て、慌てて日本サッカー協会の原技術委員長が否定していました」(前出・サッカーライター)

 バラバラになりだしたチームをまとめるため、サッカー協会関係者の間では、ついにあの男の名前が挙がりだしたと、日本代表を取材するスポーツ紙記者はいう。

「今のチームは技術的にはレベルは高いが、チームを引っ張り、まとめる存在がいない。ベテランには遠藤保仁(33)がいますが、チームを鼓舞するタイプではありません。そこでまとめ役として、三浦知良(46)の名前が浮上し、カズ代表復帰説がにわかに現実味を帯びているというのです」

 カズといえば、海外組とオフシーズンに食事会を開くなど交友関係は深く、サッカー選手でも憧れるレジェンド。まとめ役としては最適な人物だろう。だが、本当にあり得る話なのか。前出のスポーツ紙記者が続ける。

「日韓W杯のときには、中山雅史(46)が直前で代表に選ばれ、若いチームを支える役割を果たした。そのとき、当時のトルシエ監督を動かしたのは、『世論』の待望論でした。11月の欧州遠征で再びふがいない結果を残せば、マスコミやサッカーファンからバッシングが起きることは確実。『世論』がカズを求めれば、ブラジル開催ということもあり、アドバイザーなどの肩書きで“代表復帰”する可能性はありますよ」

 引退の二文字がチラつくなか、思わぬ形でW杯の舞台に立つ日がくるか。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , , , , , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    自分だけの特別な1枚が撮れる都電荒川線の「マニアしか知らない」撮影ポイント

    「東京さくらトラム」の愛称で親しまれる都電荒川線はレトロな雰囲気を持ち、映えると評判の被写体だ。沿線にバラが咲く荒川遊園地前停留所や三ノ輪橋、町屋駅前は人気の撮影スポット。バラと車両をからめて撮るのが定番だ。他にも撮影地点は多いが、その中で…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

    テレビ業界人が必ず見ているテレビ番組「次のブレイクタレント」「誰が最も面白いか」がわかる

    「業界視聴率」という言葉を、一度は聞いたことがあるはずだ。その名の通り、テレビ業界関係者が多く見ている割合を差すのだが、具体的なパーセンテージなどが算出されているわけではない。いずれにしても、どれだけ業界人が注目して見ているかを示す言葉だ。…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「アナタは大谷翔平じゃない」鈴木誠也のカブス終戦〝監督が罵倒〟の盗塁死は「高校野球でも懲罰もの」
2
堀内恒夫委員長の発言が…巨人・菅野智之が15勝しても沢村賞「該当者なし」になる「ある条件」
3
【サッカーW杯予選】韓国代表は「全試合アウェー」だ!オマーン戦で「選手の妻」が吊るし上げられる緊急事態
4
「ミヤネ屋」宮根誠司が女子アナとゲストを困らせた「ニュースが理解できない」事件
5
「ZIP!」も「ウイニング競馬」も長期欠席…ジャングルポケット・斉藤慎二に「不穏な理由」