スポーツ
Posted on 2024年08月08日 17:58

「すぐにビシエドと入れ替えろ」ファンの悲痛な叫び…「3億円の置き物」と化した中日・中田翔を立浪監督はなぜ使う?

2024年08月08日 17:58

「また来年、3億円も払うのか…」

 大きな落胆とともに、中日ファンからはこんな言葉が漏れている。

 引き金になったのは、8月7日のDeNA戦だった。両チームとも打線が沈黙し、ゼロ行進のまま延長戦に突入。中日は12回裏、5番の石川昂弥がレフトへのヒットで出塁する。田中幹也が代走に送られると、6番・村松開人が見事に送りバントを成功させて二死二塁とした。

 この一打サヨナラのチャンスで立浪和義監督が打席に送ったのは、中田翔。ところが中田はカウント1-2から空振り三振で、あっけなくゲームセット。スタンドからは「立浪は何回、中田にチャンスを与えたら気がすむのか」「3億円の置き物」などと罵声が飛んだ。

 中田は巨人から自由契約選となり、今季から2年総額6億円、日本ハム時代と同じ背番号6などの好条件を提示され、中日に三顧の礼で迎えられた。しかし、ここまで打率2割1分8厘、4本塁打、21打点。得点力不足に悩むチームを救うことはおろか、ファンの指摘通り、高額な置き物と化している。

 立浪監督は試合後、中田の代打について、

「歩かされると思ったけど、歩かされなかった」

 と敬遠覚悟だったことを明かしたが、一打逆転のシーンで四球覚悟の際どい攻めをされることなく、普通にストライクゾーンで直球勝負されたのだから、相手チームからどれだけナメられていたかがわかろうというもの。

 そもそもランナー2塁で、DeNAはソフトボールのような前進守備を敷いた。3球目の148キロは、審判によってはストライク判定されてもおかしくなく、三球三振だった可能性もあった。せめてコンパクトに振り抜くことを意識すれば、進塁打くらいは打てたかもしれないが、最後は無駄に大振り。ファンはアキレるしかないだろう。

 この日はウエスタン・リーグのソフトバンク戦に、ビシエドが4番・一塁で出場。3打数2安打1本塁打で決勝点を叩き出し、チームの勝利に貢献している。ここまで2軍では打率3割1厘、長打率4割9分、OPS.855と大暴れ。「今すぐにでも中田と入れ替えろ」とファンが叫ぶのは当然で、ビシエドの昇格を待ち望む声は日に日に高まっている。

 立浪監督は今季、ビシエドよりも中田や中島宏之を優先して1軍に昇格させているが、まるで結果を出していない。及び腰の中田のスイングを見るくらいなら、ビシエドの豪快な一発に期待したいと、ファンの誰もが思っている。

(ケン高田)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク