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記事全文を読む→サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「ゼーヴィントの素質が開花!」
これをもって春競馬は終了する。そう、今週はその掉尾を飾る宝塚記念が東西のメインとして行われる。
なかなかの好メンバーがそろった。今年は香港馬のワーザーが参戦してくるが、これが単なる顔見せではなく、実績確かな実力馬。十分に勝負になるとの下馬評で、有力候補の1頭と見てよく、難しいGI戦になりそうだ。
まずはデータをひもといてみよう。
馬単が導入されてから今年で16年目になるが、過去15年間、1番人気馬は4勝(2着3回)、2番人気馬が2勝(2着1回)。馬単での万馬券は6回(馬連2回)ある。“人気馬が絶対”ではないことを思うと、まず簡単に決まらないことだけは確か。かといって、どの馬も実力馬だけに、中穴傾向のGIと見ていいか。
年齢では4歳馬が7勝(2着4回)、5歳馬が5勝(2着7回)と、圧倒的に生きのいい若駒が強いことがわかる。4歳馬のキセキ、ダンビュライトvs5歳馬のヴィブロス、サトノダイヤモンド、ストロングタイタン、ゼーヴィント、ノーブルマーズ、ミッキーロケットといった構図になるのだろうか。
どうあれ、データからはアルバート、ステファノス、スマートレイアーといった実績十分な古豪には、あまり大きな期待をかけるべきではないのだろう。
それでも今回は、前述した香港馬ワーザー(7歳)を含め、昨年の勝ち馬サトノクラウン(6歳)、パフォーマプロミス(6歳)など、いずれもチャンスがあっていい力量馬がいる。下馬評どおりには決まりそうにない1戦と見てよさそうだ。
そんな中、大きく期待を寄せてみたいのはゼーヴィントである。強烈な決め手に欠ける反面、息の長い末脚を使え、どんな相手にも食らいついていく勝負根性がある。それが持ち味となっている馬で、そこに大いに注目してみたい。
というのも、体質的に弱かったため、これまで無理使いが利かなかったが、そんな状態で強敵相手にも差のない競馬を続けてきたことを大いに評価したいのだ。
昨夏、骨折で8カ月半の休養を余儀なくされ、今回は使われて3戦目。前2走とも満足いく仕上がりではなかったにもかかわらず、見せ場たっぷりに差のない競馬だった。
能力が確かなことは明らかで、大幅な良化ぶりを見せている今回は、大いに期待できるのではないかと見ているのだ。
実際、馬体が締まって好気配。稽古での動きが、ガゼン、素軽くなっている。
「間を空けて慎重に使ってきたが、無理をしなかったことで、ようやく本物になってきた感じ。使い込んでいないので肉体的には若く、これからが楽しみ」
こう厩舎スタッフは口をそろえ、状態のよさを強調する。ならば、大きく狙ってみていいのではないだろうか。
もともと期待されていた逸材で、その素質は折り紙付き。関西への輸送は初めてになるが、落ち着き払って、気性的にも問題のない馬。心配は無用だろう。
母シルキーラグーンは重賞勝ち鞍こそないが、オープンで活躍し、7勝をあげた馬。近親、一族にはビワハヤヒデ(宝塚記念などGI3勝)、ナリタブライアン(3冠馬)、ファレノプシス(桜花賞などGI3勝)ほか、活躍馬がズラリといる良血。
走りっぷりから道悪も問題なさそうで、晴雨にかかわらず大いに期待したい。
アサ芸チョイス
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