スポーツ
Posted on 2020年02月20日 17:56

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「ワイドファラオが混戦を制す」

2020年02月20日 17:56

 年明け最初のGI競走となるフェブラリーSが今週のメイン。GI戦になって今年で24回目を迎えるが、舞台は東京ダートのマイル戦。フルゲート(16頭)で争われることが多く、激しくも迫力ある競馬が堪能できる。

 また、国際競走で地方から参戦できることもあり、毎年のことながら顔ぶれがいい。前哨戦の一つ、東海Sの覇者エアアルマスの参戦はないが、今年もこれからのダート界を背負っていくであろう力量馬がそろった。馬券的にも、なかなかおもしろいGI戦と言ってよさそうだ。

 とはいえ、大きく荒れることは少ない。03年に馬単が導入されて以降、これまでの17年間、その馬単での万馬券は4回(馬連は3回)。この間、1番人気馬は9勝(2着2回)、2番人気馬は2勝(2着4回)。ただし、1、2番人気馬によるワンツー決着は3回しかなく、人気、有力どころが枕を並べて‥‥ということはめったにない。

 年齢から言えば、勝ち馬は4、5歳馬が圧倒的(ともに7勝、2着5回)で、過去17年間で7、8歳馬の勝利はない。ただ、ここ数年の傾向として6歳以上の古豪の活躍が目立ち、よく連対を果たしている。そのあたりは注目すべきだ。

 そして、前哨戦の根岸Sとの関連が小さいことは指摘しておこう。過去17年間で根岸S─フェブラリーSを連勝した馬は3頭のみ。根岸Sの連対馬が本番でも連絡みしたのは前述の3頭を含めて5頭しかいない。

 近年、一線級と言われる馬は別路線からくるか、あるいは、間隔を開けて直行してくることも多いが、1400メートルで争われる根岸Sと1600メートルのここは、別物とみるべきだろう。

 ただ、今年のメンバーを見渡してみると、別路線組で抜けて強いと言える馬はいない。地方競馬から中央に移籍して初戦となるブルドッグボスとて、実績(昨秋のGI、JBCスプリント覇者)は認めるが、マイル戦は未経験。少し割り引かざるをえないし、東海Sの2、3着馬、ヴェンジェンスとインティも当然、争覇圏内とみられるが、全幅の信頼は置きかねる。

 つまり今回は、各馬の力量がハイレベルで拮抗しており、これまであまり例がなかった「混戦模様」とみるべきではないか。

 18年の安田記念を勝ち、初ダートとなった根岸Sを制したモズアスコットが勢いに乗じて本番も──というケースは十分あっていいが、前述したように連勝した馬が少ないうえ、距離が2ハロン延びてどうか。さらに前走が約3カ月の休み明けだったため、「2走目のポカ」がないとは限らず、やはり絶対視はしづらい。

 ここは、思い切っていこう。狙いは根岸Sで頑張って上位争いを演じた「負け組」のワイドファラオだ。

 根岸Sは、昨暮れのGIチャンピオンズCで14着に敗れたあとの一戦。放牧でリフレッシュされ、体調はアップしていたが、まだ体に余裕があり、本来の姿になかった。

 それでも58キロの斤量を背負い、勝ったモズアスコットとコンマ5秒差の5着なら上出来で、評価していい好内容だった。この中間はガゼン良化し、1週前の追い切りも文句なし。コンビを組む福永騎手をはじめ、厩舎関係者も「マイル戦のほうが持ち味が生きる」と口をそろえている。

 昨春の芝のマイル重賞ニュージーランドTを勝った馬でもあり、このGI戦で好成績を収めている明け4歳馬。雨が降って時計勝負になるのも問題なく、今回は好勝負間違いなしだ。

 穴は同じ根岸S組(8着)のワンダーリーデルだ。7歳馬だが、超の字が付くオクテと言ってよく、ここにきての充実ぶりが目立つ。昨秋の武蔵野Sを制しているように、東京のダートマイル戦はベスト。こちらもワイドファラオと同じローテーションで、休み明けの根岸Sを使われての変わり身を見込んでいい。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    事件
    2026年09月21日 13:30

    沖縄県の新知事、古謝玄太氏の周辺がキナ臭くなっている。9月13日の沖縄県知事選では開票0%で当選確実が出たが、9月16日にX上で「浮島龍美」を名乗る人物が古謝氏の家族の通学先、関係先を特定、拡散。17日になってもネット上の愉快犯が浮島氏の投...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年09月23日 15:45

    長年、親しまれた「Suicaのペンギン」の後釜は、どのキャラになるのか。JR東日本が進める「Suica」の新キャラクター選びが、思わぬ波紋を広げている。現行のペンギンは2001年のサービス開始から、カードや駅の案内でおなじみの存在。今回の交...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク