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記事全文を読む→武藤敬司「主治医から『もうプロレスはムリ』と言われて」
●ゲスト:武藤敬司(むとう・けいじ) 1962年、山梨県生まれ。1984年、新日本プロレス入門。同年10月、蝶野正洋戦でデビュー。以降、「闘魂三銃士」の一人として、蝶野正洋・橋本真也らとプロレス界を牽引、IWGP王座など数々のタイトルを獲得。2002年、全日本プロレスに移籍し、代表取締役社長に就任。2013年に退団し、新団体「WRESTLE-1」(レッスル・ワン)の旗揚げなどを経て、2021年「プロレスリング・ノア」所属。2023年2月21日、引退試合「KEIJI MUTO GRAND FINALPRO-WRESTLING “LAST”LOVE~HOLDOUT~」開催。
1984年のデビュー以降、「日本マット界の至宝」と呼ばれた天才レスラー・武藤敬司がついに現役引退を表明。2023年2月のラストマッチを前に天才テリーと一戦交えることに。引退を決意した理由から引退後の予定、師と仰ぐアントニオ猪木との思い出まで60分一本勝負のゴングが鳴る!
テリー ついにですか。2023年2月21日の現役ラストマッチ!
武藤 そうですね。
テリー これ、ウソなんでしょう?
武藤 いや、ほんとです(笑)。
テリー だって大仁田厚なんて何回引退してもすぐ戻って来るじゃないですか。
武藤 いや俺、ほんとに体が動かないんですよ。
テリー ヒザですか。
武藤 ずっとヒザが痛くて、まあまあ困ってたんですけど、2018年に人工関節の手術をして、そこから調子がよかったんですね。それで試合に復帰したら、今度は股関節がすり減ってきちゃって、人工関節の手術をしてくれた主治医の先生に「股関節がこれ以上イカれてくると、股関節も人工関節にしなきゃいけない」って言われたんですよ。
テリー それはダメなんですか。
武藤 股関節の人工関節はヒザと違って、過度に動かすとすぐ関節が外れちゃうらしいんですよ。だから「もうプロレスは絶対できない」って言われて。じゃあ、遅かれ早かれ引退するならっていう感じですね。だから、結果的にはドクターストップという。
テリー そんなになるまで気づかないものなんですか。
武藤 ヒザを人工関節にした時に全部調べてもらったんですよ。で、「まだそれほど悪くないけど、頸椎(けいつい)もヒジも股関節もちょっとおかしい」とは言われてたんです。ただ、痛みが全然なかったから、そのまま試合を1年ぐらい普通にやってたら、股関節の調子が悪くなっちゃったんです。
テリー そうかぁ。引退を決意したのはいつですか。
武藤 発表したのは6月ですけど、何となくそう思ったのは、今年に入ってすぐくらいですね。
テリー それは例えば日常生活にも支障が出たり?
武藤 そうですね。もともとヒザが悪い時から歩くのがちょっと大変で。手術した後からはすごい調子がよかったんですけど、また股関節の痛みで歩くのがしんどくなってきたんですね。
テリー 普通に歩けないぐらい?
武藤 それと立ってるのも苦痛ですね。
テリー トレーニングなんかはできるんですか。
武藤 そうですね。歩くのはしんどくても、ちょっと傾斜をつけてランニングマシーンで走るのは、なぜか楽なんです。あとは自転車とかも全然。
テリー プロレスって昔に比べて、どんどん過激になってるじゃないですか。それに肉体がついていけなくなったというのもあるんですか。
武藤 いや、去年「2021年度プロレス大賞 年間最高試合賞」っていうのをいただいたんですね。まあ、それだけ思い入れを持って見てくれる人がいるっていうのもあるとは思うんですけど、年間すごい数の試合がある中で、俺の試合がベストバウトに選ばれたっていうのは、今のプロレスに肉体がついていけないとか、そういうことではないと思いますね。
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