政治
Posted on 2023年01月27日 09:59

ウクライナ侵攻で「世界終末時計」が示した「人類滅亡まであと1分30秒」に科学的根拠なし

2023年01月27日 09:59

 アメリカの科学雑誌が「人類最後の日」までの残り時間を象徴的に示す「世界終末時計」がある。これが過去最も短い「残り1分30秒」と発表した。そもそも「終末時計」とは何かといえば、核戦争による人類滅亡を「午前0時」に設定し、それに至るまでの残りの時間があと何分何秒かを示した、いわば想像の時計である。

 初めて発表されたのは1947年。「残り7分」から始まり、東西冷戦終結後の1991年には「残り17分」にまで伸びた。が、1970年代後半から80年代にかけて旧ソビエトがアフガニスタンに侵攻するなど、再び米ソの対立が深まると、1984年には「残り3分」に。それ以降、3分から2分を行ったり来たりしながらも、コロナ時代まっ只中の2020年から3年連続で「残り1分40秒」と短縮された。

 そして今年は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻などを受けて「1分40秒」から10秒縮まったと「警告」された形である。

 これに苦言を呈するのは、軍事関係者である。

「アメリカはウクライナに相当数の戦車、武器の提供を発表しています。その戦争に対して武器を放棄していない国の雑誌が、ロシアのせいで世界は滅びますよ、と言ったところで説得力はない。むしろ、人類を煽っているような時計設定です。そもそもこれには科学的根拠がなく、気にするのはどうかと思いますね。およそ6600年前には、巨大隕石が地球に衝突して恐竜を絶滅に追い込んだ、ということもあるわけで、『あと1分30秒しかない』ということに特段の意味はない。人類の未来なんて、誰にも計れませんよ」

「ノストラダムスの大予言」に振り回された過去を思い出すべきだろう。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク