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記事全文を読む→安倍VS石破 内閣前夜に飛び交った“腰砕け造反劇”の一部始終(1)滋賀県知事選で決裂が表面化
今月3日の内閣改造を巡って、その去就が注目されていたのが、石破茂幹事長の人事だった。新設の安全保障法制担当相への就任を断り、公然と反旗を翻したかと思いきや、最終的に重要閣僚への打診を受諾する腰砕けの結果に。そのウラでは、来年の総裁選を見越した熾烈な怨念肉声が飛び交っていた!
政治評論家の有馬晴海氏が語る。
「まさに今回は、安倍さんの都合を優先した内閣改造でしたね。安倍さんにしてみれば、安全保障法制担当相(以下「安保相」)のポストに石破さんを呼べばハマリ役だし、国民にも熱心にやっていると映る。ただ、安倍さんにしてみれば、石破さんを封じ込めるために安保相を作ったと思われないために、地域創生担当相も作り、どちらかに押し込めると考えていたんでしょう。うるさくないところに置いておきたいという心境なのでしょうね」
今月3日の内閣改造を控えヒートアップしていたのが、安倍晋三総理(59)と石破茂幹事長(57)のバトルだった。12年9月の自民党総裁選で火花を散らした両者だったが、年末の第二次安倍政権誕生時には、あえて仇敵である石破氏を幹事長の要職に据える人事で、雑音をシャットアウト。1年8カ月もの安定政権を築いてきた。
だが、今年に入り徐々に自民党内からの不満が噴出。そこで党内の引き締めを兼ねた内閣改造が不可欠だと安倍総理が決断したことで、改造人事が動きだしたという。
有馬氏が解説する。
「党内には60人余りの(入閣)待機組がいるので、その不満を解消するのが目的です。通常国会で、集団的自衛権の論議をスムーズに進める狙いが見えましたね」
ところが、事態は急転する。7月1日に、安倍総理と石破幹事長の悲願の一つであった集団的自衛権を閣議決定させ、順風満帆に思えたが、その直後の13日に投開票が実施された滋賀県知事選で、自民公明両党が推す候補者が落選。党のNO2でもある石破氏に批判が集中し、安倍総理との一時的な“停戦”がもろくも崩れてしまったのである。政治部記者が振り返る。
「(7月6日から13日までの)オセアニア外遊の直前、安倍総理は石破幹事長と高村正彦副総裁に向かって『何で接戦に持ち込まれているんだ!』と声を荒らげたそうです。集団的自衛権の閣議決定を強行突破したことが情勢悪化の最大の要因だったにもかかわらず、選挙を仕切る幹事長としての調整能力を疑問視。2日前には特定失踪者問題調査会の荒木和博代表と会い、『北朝鮮との交渉は今がチャンスなんです』と伝えるほど、『拉致問題』でも思惑どおりに進んでいただけに、かなり激高していた。その頃から安倍総理の『石破封じ込め』の画策が始まったんです」
くしくも今回、安倍総理が石破氏に打診をしようとした安保相の新設を発表したのが、7月6日のこと。振り返れば安倍総理の“石破外し”は、2カ月も前から周到に進められていたのだ。
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