スポーツ
Posted on 2023年08月01日 05:58

岡田彰布監督の「アレ」が幻になる日…矢野フィーバーから転落の悪夢再び/阪神V逸の屈辱史(1)

2023年08月01日 05:58

 阪神タイガースはまた「歴史」を繰り返そうとしているのか──。この老舗球団が優勝したのは、セントラル・リーグに加盟してから72年間で1962年、1964年、1985年、2003年、2005年のたった5回だけ。日本一になったのは、1985年のただ一度だ。阪神の歴史はすなわち、V逸の歴史でもある。球団関係者が言う。

「人気球団ゆえファンからのプレッシャーが強く、シーズン終盤の勝負どころで負けるケースが多く見られます。在阪メディアの責任も大きいですよ。調子がいいとすぐに持ち上げるから、油断を生んでしまっています。在阪メディアで活動する評論家もタイガースを過剰に持ち上げる傾向があり、ネガティブな意見を発する解説者は敬遠され、使われなくなる。そういった空気感も、阪神がなかなか優勝できない原因になっています」

 今年は5月に球団タイ記録の19勝を挙げて独走状態に。6月7日には貯金18にして、2位DeNAとはゲーム差6.5まで広げたのだが、そこからまさかの失速。またしても、V逸の足音がヒタヒタと近づいくる気配が漂い始めたのだ。球界OBが言う。

「今年の在阪メディアも、タイガースが好調時は岡田彰布監督を異常なほど持ち上げて『神格化』させていた。メディアが球団内部を狂わせていると言っても過言ではない」

 長いタイガースの球団史には、いくつもの信じられないV逸経験が刻まれている。直近では2021年がそうだった。

 青柳晃洋、西勇輝、ガンケル、秋山拓巳、伊藤将司らが先発投手の軸となり、打線はマルテ、サンズ、ルーキーの佐藤輝明と中野拓夢、糸原健斗らを擁した。4月末の時点で20勝9敗。首位に立つと、一気に独走態勢に入った。夏前には2位・巨人に8ゲーム差もつけた。

 ところが、だ。在阪テレビ局が「あかん阪神優勝してまう」と題して、阪神応援特番を放送。「優勝いただき隊」といったコーナーまで作られ、浮かれた内容が放送されたところ、そこから一気に低迷する。夏場にはリリーフ陣に疲れが見え始め、佐藤は59打席連続無安打、マルテやサンズの調子も落ち、エラーやボーンヘッドもあって大失速したのである。主軸の大山悠輔の不振も響いて、8月29日にとうとう首位から陥落した。

 最終盤には巨人、ヤクルトとデッドヒートを繰り広げたものの、77勝56敗10分けの貯金21、勝率5割7分9厘でフィニッシュしたが、最後の最後でヤクルトに賜杯をさらわれた。勝ち数では優勝したヤクルトを4つ上回りながら、ゲーム差0でシーズン年間勝率2位となったのは、史上初である。矢野燿大監督の指揮のマズさや不可解な采配もあって、引き分け数が極端に少なかったことも原因と言われた。

(つづく)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク