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“掛布×江夏”バックスクリーン直撃対談「2015年“セ・パ新勢力”を徹底激論」(2)

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掛布 今年の巨人ですけど、いろいろポジションや戦力が変わりますね。ヤクルトから移籍してきたキャッチャーの相川は、やっぱりもう1回勝負したいという思いなんじゃないでしょうか。

江夏 そうだね。巨人は本当に阿部をファーストに回したいという気持ちがあったからね。

掛布 小林が正捕手で阿部が一塁だったら、そんなに恐くないんです。相川がセットになって、阿部のコンバートは初めて脅威になりましたよね。

江夏 もし相川がいなかったら、小林がまずかったら戻らなきゃいけないという気持ちがあったと思う。だけど、相川が入ったことでファーストに専念できる。

掛布 キャッチャーミットを捨てられますよね。

江夏 うん。完全に気持ちを切り替えられると思う。昨年の巨人は最後に4連敗して、ファンも嘆いたと思うよ。そのことを選手たちはちゃんと感じているわけだから、今年は原監督を中心にして、全力でかかってくるんじゃないかな。

掛布 それともう1人、内海がローテーションをきちっと守って投げないと、巨人じゃないでしょう。内海と阿部の2人が、ピッチャーと野手の柱でいけば、巨人は優勝候補なんじゃないかなあ。それと、中継ぎに配置転換される澤村も、いい仕事をすると思うんです。

江夏 昔は中継ぎは降格という印象だったけど、今はそれでメシが食える時代でスポットライトも浴びるから。言葉は悪いけど、中継ぎでも先発でも10勝なら1億円もらえる時代だから。

掛布 藤浪も2年続けて10勝以上で(推定年俸が)8500万円ですからね。江夏さんは先発も抑えも経験されて、どっちがどっちとは言えないと思いますけど。

江夏 どっちも大変で、やりがいもある。リリーフっていうのはベンチに入っていること自体が緊張だからね。先発はある程度投げたら次の日、ネット裏から、あるいはテレビで見られる。だから楽かといえば、先発した時は長いイニング投げないといけない。

掛布 そうですよね。江夏さんが転向された時は野村さんに「野球界に革命を起こさんか」と口説かれて、それで抑えに‥‥。

江夏 革命って何かわからなかったけどね。でも、あの当時、リリーフがこんなに大事なポジションになるとは思わなかった。先発できない人がリリーフするという考えだったからね。

掛布 先発したら9回まで投げきる、という考えでしたよね。

江夏 ピッチャーは先発して、勝ち星を自分で持って帰るというものだったから。それくらいピッチャーにとって勝ち星というのは大きいわけ。

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