スポーツ
Posted on 2024年08月15日 17:58

【夏の高校野球】京都国際高校「韓国語校歌」の理由がわかる「教育方針」と甲子園グローバル化

2024年08月15日 17:58

 その校歌が流れた瞬間、テレビ視聴者からは「オヤッ!?」という反応が一斉に出たことだろう。

 8月14日の全国高校野球大会8日目、第3試合で京都国際高校が新潟産業大付属高校に4-0で勝利し、3回戦への進出が決まった時のこと。試合後に流れた京都国際高校の校歌は、なぜか韓国語だったのだ。

「日本の高校じゃないのか」などといぶかるのはもっともだが、京都国際高校の校歌が甲子園で流れたのは、今回が初めてではない。2021年には大型スクリーンに、ハングルの歌詞と日本語訳の両方が映し出された。この時にはツイッター上で、甲子園のグローバル化に関する議論が巻き起こっている。

 京都国際高校は1947年に民族教育のために設立され、2004年度から一般へ門戸が開かれた。その後、野球部が設立されると野球好きが集まるようになり、実力はメキメキと向上。2021年には春夏連続で甲子園に出場し、夏の大会では全国ベスト4まで進んだ強豪校だ。

 同校のサイトには、こんな教育方針が示されている。

〈学園創設以来、韓国語教育をはじめ、英語や母国語である日本語を徹底的に学びます。座学だけでなく、国際交流を通して、「異文化理解」を深めます。韓国文化などの海外文化も学べ、全員に海外研修参加へのチャンスがあります〉

 韓国の有名大学へ進学する道もあり、ネイティブ教員による韓国語の授業が行われているという。

 近年はZ世代を中心にK-POPや韓国ドラマが人気が高まっており、甲子園で韓国語の校歌が流れることについて、ことさら違和感はなくなりつつある。

 その一方で京都国際高校は、野球部部長の方針で「笑顔禁止」を定めており、ナインが大げさに喜ぶような姿は見られない。最近はプロ野球さながらの大げさなパフォーマンスで、審判員から注意を受ける生徒が少なくない。浮き足だったところを見せないのは、実は高校球児として本来あるべき姿なのかもしれない。

 校歌にはポップなメロディーやレゲエ、フォーク、軍歌など様々な曲調があり、多様性は深まっている。近い将来、韓国語だけでなく、多言語の校歌が流れるのが普通になっていくのかもしれない。

(ケン高田)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年06月05日 11:00

    日本テレビの長寿演芸番組「笑点」の公式Xが、現メンバーの集合写真とともに〈【お知らせ】笑点がついに…重大発表6月7日(日)夕方5時30分から放送〉と6月4日に投稿した。1966年放送開始、今年で60周年を迎えたばかりの看板番組の「ついに」で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年06月11日 11:45

    プロ野球の元スター選手の息子が、詐欺容疑で逮捕された。事件としてはそれだけの話かもしれない。ただ、引っかかったのは事件そのものより、父親の仕事にまで響いたことだ。中日、オリックス、楽天で活躍し、引退後は解説者として親しまれてきた山崎武司氏で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年06月11日 20:30

    名物演芸番組「笑点」(日本テレビ系)が「テレビコメディーパネル番組(週間)の最長放送」としてギネス世界記録に認定されたと発表したのは、6月7日の放送だった。2016年から6代目司会を務める春風亭昇太は「この番組を紡いできてくれた先輩たちに感...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/9発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク