スポーツ

ついにデビューするJRA“初”外国人騎手はこの「得意条件」で儲ける!(2)中山芝での騎乗がカギとなる?

20150305z2nd

 ただ、いくら海外を股にかけてきた仕事人たちとはいえ、阪神を離れると、苦手な舞台も見えてくる。

「中山の芝は、ともに『トリッキー!』と言って自信がないようです。特にルメールはここ3年間で芝レースが〈1-1-0-15〉。05年の有馬記念でディープインパクトをハーツクライで破った印象が強烈でしたが、重賞はその1勝のみです」(スポーツ紙デスク)

 名ジョッキーといえば、長距離戦での活躍もイメージされやすいが、デムーロ騎手の成績はもの足りない。

「13年以降に限ると、2400メートル以上は〈0-1-0-12〉とパッとしません。逆にルメール騎手は、09年以降の勝率が23.5%、連対率は44.1%、複勝率が50%。単複の回収率も100%を超えています。08年以前は平凡でしたが、ウオッカで09年のJCを勝ったあたりから堅実になりました」

 そう話す伊吹氏は、さらに馬券戦術に役立つデータを発見した、と言う。

「1つ目は、レースの位置取りです。デムーロ騎手は前走の4角を13番手以下で通過した馬に騎乗したレースに限ると、通算複勝率が30.2%、複勝回収率が113%。この3着以内となったレースのうち、半数以上は4角を4番手以内で通過しています。ちなみに、09年以降はさらに優秀で、複勝率34.5%、複勝回収率143%でした」

 つまり、前走後方待機の馬に騎乗し、次走では積極的にポジションを取って馬券圏内に持ってくるケースが目立つというわけだ。

 2つ目は、騎乗時の負担重量だ。

「JRAに限ると、デムーロ騎手は52キロでの騎乗経験が3回あって〈1-0-1-1〉です。4着の時も2着争いの末の結果でした」

 過去、短期免許での来日だったため騎乗回数は少ないが、通年騎乗となれば当然、軽ハンデ馬に乗る可能性もある。デムーロ騎手が52キロでの騎乗なら、勝負かかりとも言えそうだ。

 ちなみに、ルメール騎手の下限は53キロ(06年以降)だが、53キロでは11年JCで7着した1回のみで、実質的には54キロが下限のようだ。

 最後に、種牡馬との相性からも狙えるという。

「近年のデムーロ騎手はキングカメハメハ産駒と好相性です。ルメール騎手ならシンボリクリスエス産駒。通算複勝率が49.2%で、単勝回収率は180%、複勝回収率は121%でした」(伊吹氏)

 両外国人騎手の開幕ダッシュを期待しつつ、2人が得意とする阪神開催でボロ儲けといきたいところだ。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
高島礼子の声が…旅番組「列車内撮影NG問題」を解決するテレビ東京の「グレーゾーンな新手法」
4
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
5
皐月賞で最も強い競馬をした3着馬が「ダービー回避」!NHKマイルでは迷わずアタマから狙え