4月28日に女優の真木よう子(42)がユーチューブチャンネル「金森姉弟」を開設した。「金森」とは彼女の本名で、実の弟との姉弟トークが中心だ。何かとお騒がせな女優だけに注目されてもよさそうなものだが‥‥。
映画関係者が語る。
「真木は昨年2月、元プラス・マイナスの岩橋良昌から『エアガンで撃たれた』と告発されて大炎上。体調を崩してしまい、都内の病院に入院する事態となりました。同年6月に復調を宣言したものの、周囲では依然として体調面が心配されていました。今回のチャンネル開設は、本格復帰を映画の宣伝につなげられるかアピールするとともに、公開中の映画『金子差入店』(ショウゲート)の宣伝につなげる狙いもあったと思います」
健康不安を吹き飛ばす真木のユーチューブデビューだが、意気込んでみたものの「まさかの不人気」で何とも悩ましげなのだ。
「抜群の知名度を誇る大物女優であるにもかかわらず、再生回数が驚くほど伸びないんです。これまで最も視聴された動画ですら約5000再生で、ほぼ半分の動画が2000再生にも至っていません。さらにチャンネル登録者数は開設から2週間経っても600人ほど(5月14日現在)。本人は非常にもどかしい思いをしていることでしょう」(前出・映画関係者)
なぜこんなに伸びないのか。ITジャーナリストの奥田恭平氏は、こう分析する。
「もったいないのが『金森姉弟』というチャンネル名です。これだと真木よう子のユーチューブであることが伝わらず、検索でも引っかかりにくい。『姉弟でのトーク』という体裁自体は悪くないんですが、ストレートに『真木よう子』という名前を含んだチャンネル名でないと知名度を生かすことはできませんよ」
いまだに存在すら認知されていない「金森姉弟」。奥田氏は、その内容についても指摘する。
「競争が激化しているユーチューブにおいて、企画面、演出面ともに後れを取っています。5月6日の動画では、複数の質問に回答することで性格のタイプを診断する『MBTI診断』を行っていましたが、この企画はユーチューバーの間で2年前に流行ったもの。さすがに“いまさら感”が否めません。そのほか『真木の前髪をカットする動画』や『母から聞いた怖い話』など、いずれの企画もコンセプトが弱い。もっと独自性が必要です」
さらに、視聴者離れを起こしているのが「露骨な素人くささ」だ。
「彼女の動画では字幕のテロップがついているのですが、フォントが非常にチープなんです。手作り感があってほのぼのとしているのは好印象ですが、これでは派手な演出に慣れた多くの視聴者は見るのをやめてしまいます。同様に動画の入り口となる『サムネイル画像』もフリーの画像ソフトで手っ取り早く作った印象。人気が出ないのは致し方ないでしょう」(前出・奥田氏)
一方で、こんな「隠れた見どころ」も。
「どの動画にも真木はラフな部屋着で出演していて、オーバーリアクションを連発。手を叩いて笑うたびに彼女のFカップバストがブルンブルン揺れるんです。ファンにとってはお宝物の映像に仕上がっています」(前出・映画関係者)
ここをテコにすれば、グッと伸びるかも—。