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記事全文を読む→【政界大放言録】「オフレコ談話」を報じたメディアに「ガチギレ・恫喝・猛反論」/小西洋之
「オフレコ」というのは「off the record」の略で「記録にとどめないこと」を意味し、非公式な談話などを指す報道用語だ。
ところが、この「オフレコ談話」が時として大々的に報じられるケースがあり、特に政治家の場合は更迭につながる大騒動に発展する。
参院憲法審査会で野党筆頭幹事だった立憲民主党の小西洋之氏が記者団に対し、衆院憲法審の週1回開催を「毎週開催はサルのやること。蛮族の行為、野蛮だ」と批判した、と産経新聞とフジテレビが報じた。2023年3月29日のことである。
この発言は小西氏いわく「オフレコ」だったようで、とはいえ「サル」という表現は、誰がどう考えても不適切。与野党はこぞって猛反発し、立憲民主党内でも「極めて不適切で不快な表現」との声が沸き起こったのである。
だが「(取材は)オフレコと理解していた」という小西氏の怒りは収まらない。自身のSNS上で「オフレコ発言」を報じたフジテレビなどを名指しして、
〈今後一切の取材を拒否する〉
〈放送法違反でBPO(放送倫理・番組向上機構)等に告発することが出来る〉
とガチギレ批判。その上で、元総務官僚という経歴をチラつかせたのである。
その「脅し文句」はこうだ。
〈元放送政策課課長補佐に喧嘩を売るとはいい度胸だ〉
まさに恫喝ととれる言葉を投稿したわけだが、翌日には国会内で記者団の取材に応じると一転して、
「私の発言報道により不快な思いをされた方々には、おわびを申し上げたい」
そう釈明はしたものの、強気な態度は崩さずじまい。あくまでも報道は「切り取り」だとして、
「私は名誉毀損を受けたという認識。非常に偏った報道で、一個人として対抗措置を取らないといけない」
そんな主張を繰り返し、SNSでも「政治的圧力にはあたらない」との持論を展開したのだった。
とはいえ、批判にさらされた状況でのこの発言が、さらに火に油を注いだことは言うまでもない。
そこで与野党の批判をかわすべく、立憲の泉健太代表は小西氏を憲法審の野党筆頭幹事から更迭。追加処分で「幹事長による注意」としたが、しょせんは党規約が定める4段階で最も軽い処分である。党内からは批判が噴出した。
それでも強気の構えを崩さない小西氏に対し、党内の一部議員からは擁護の声が上がる。なんのことはない、この「サル発言」により、泉氏ら党執行部の統率力の欠如が露呈してしまうという、なんともトホホな顛末を迎えることになったのである。
(山川敦司)
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