スポーツ
Posted on 2025年07月07日 11:00

開幕!サッカー東アジアE-1選手権でガッツリ見るべき「Jリーグ組2人の新星」

2025年07月07日 11:00

 サッカー東アジアE-1選手権(男女7月7日~16日・韓国)が開幕。開催時期が国際Aマッチデーではないことから海外組の選手を招集できず、日本代表は国内組で参加する。それは開催国の韓国も同じで、海外組はJリーグでプレーしている3人だけ。あとは国内Kリーグの選手で構成されている。

 中国代表は2026年北中米W杯アジア最終予選で敗退し、監督を解任。今大会は暫定監督で臨む。そしてもうひとつは、予選を勝ち上がってきた、格下の香港。最終的に日韓の一騎打ちになりそうだ。特に韓国は開催国として、日本に負けるわけにはいかない。

 そんな中、日本代表は初招集の12名を含む26名で挑戦する。日本代表経験の少ないメンバーの中で最も注目してほしいのが、ヴィッセル神戸のFW宮代大聖だ。

 小学校時代から川崎フロンターレのアカデミーで育ち、U-17W杯、U-20W杯と、各年代のW杯でゴールを決めている。さらにクラブ史上初となる高校生でプロ契約を結ぶなど、将来を期待されていた。

 ところがなかなか芽が出ずに、レノファ山口、徳島ヴォルティス、サガン鳥栖にレンタルされる時期があった。そして昨季、14年間所属した川崎から神戸に移籍。すると移籍1年目で自身初の二桁ゴール(11点)を決め、チームの連覇に貢献した。

 大迫勇也、武藤嘉紀という経験豊富な攻撃陣から刺激を受け、勝利へのこだわり、プロ意識の高さなどを吸収して、眠っていた才能が開花した。昨季のMVPである武藤が故障のため長期離脱、一昨季の得点王でMVPの大迫も離脱している中、チームを一気に首位争いに引き上げたのは、間違いなく宮代だ。

 その活躍は大迫、武藤の穴を埋めるというよりも、完全に神戸のエースといえるほど。ここ7試合で6ゴールと、コンスタントに結果を出している。遅れてやってきた点取り屋が、初の代表戦でどんな結果を出すのか楽しみだ。

 もうひとりは、名古屋グランパスの19歳GKピサノアレクサンドレ幸冬堀尾(こうとほりお)。Jリーグの登録では、ピサノアレックス幸冬堀尾になっている。197センチの長身で、J1わずか10試合出場での大抜擢だ。

 J1デビューは意外な形で巡ってきた。5月3日の清水エスパルス戦の朝、正GKのシュミット・ダニエルの臀部肉離れの痛みが取れず、楢崎正剛GKコーチから「今日、先発でいくぞ」と言われて急遽、出番が回ってきた。5万人を超える国立競技場で、3-0の完封勝利に貢献。それ以降、名古屋のゴールマウスを守ってきた。

 森保一監督はピサノの招集について、
「毎試合、成長を感じるパフォーマンスを見せている」
 と太鼓判を押している。

 昨季までゴールマウスを守っていたのは、ミッチェル・ランゲラックだ。オーストラリア代表としてW杯のメンバーに選ばれ、ドイツでもプレーしていた。今季から加わったシュミット・ダニエルも、日本代表としてカタールW杯のメンバーに選ばれ、ベルギーでもプレーしていた。そんな経験豊富な先輩たちから、いろんなことを吸収してきた。E-1選手権に出場すれば、GK最年少出場となるのだが…。

(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月04日 07:00

    地上からは想像もつかない深海で、半世紀前に投棄された「核のゴミ」が静かに朽ち果てている――。米メディア「The Week」電子版が、そんな背筋が寒くなるようなニュースを報じた。フランス沿岸から約1000キロ離れた北東大西洋海域の水深約470...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    政治
    2026年09月04日 07:15

    中国人民解放軍が公開した一本の「反戦アニメ」に、日本から「ジブリの丸パクリではないか」との批判が集中している。人民解放軍の英語版公式Xは「中国は日本当局に軍国主義との決別を促す」との投稿に2分5秒の短編アニメ「平和の仮面」を添付した。画面に...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年09月05日 14:15

    東京都港区で8月に行われた「麻布十番納涼まつり」で、屋台の「冷やし蟹ラーメン」を食べた78人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、3人が入院した問題で、新たな衝撃事実が判明した。東京都と港区は発症者31人と従業員2人の便からサルモネラ属菌が検出され...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/1発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク