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記事全文を読む→DAZN「野球専用プラン」年額2万7600円に噴出する「やってない5カ月間も課金」は詐欺のようだ!
「なんで野球を見るのに、オフまで金を払わされるのか」
プロ野球開幕を前に、こんなボヤきが渦巻いている。
火種はDAZNが2024年に導入した野球専用プラン「DAZN BASEBALL」だ。制度自体は以前から存在するのだが、プロ野球開幕が近づくこの時期になると、その契約構造に対する不満が毎年のように、SNSで拡散。さらに今年はWBCがNetflix独占配信となり「野球を見るだけで何社と契約させられるんだ」という声も広がっている。
「DAZN BASEBALL」の月額2300円という数字だけを見ると、通常の「DAZN Standard」(月額4200円)より割安だ。だが契約の実態は、年間総額2万7600円の「年間プラン月々払い」。途中解約や返金には対応していない。言葉の響きは月額だが、実質は12カ月契約を分割で払う仕組みだ。
これで問題になるのが、オフシーズンである。プロ野球の公式戦は開幕からクライマックスシリーズ終了までの、およそ7カ月。しかし契約は年間のため、試合のない期間も2300円の引き落としが続く。年間料金2万7600円を試合のある約7カ月で割ると、実質的な月額は約3940円になる。つまりオフの5カ月分、計1万1500円は「試合のない期間の料金」という計算だ。
この仕組みを巡り、SNSでは毎年のように不満が噴き出す。「退会できない」「詐欺のようだ」という声の多くは、契約構造を理解しないまま加入したユーザーから出ているものだ。自動更新のため解約を忘れると、翌年の2万7600円がそのまま継続される。
興味深いのは「引き止め割引」の存在だ。解約手続きを進めたユーザーに対し、年間料金を2万円前後に値下げするオファーが提示された、という体験談がSNSで報告されている。
ただし、この割引は全員に提示されるわけではなく、解約手続きの終盤になってようやく表示されるケースがあるようだ。「解約しようとした人だけが安くなる」という不公平さが、不信感をさらに強めることに…。
それでもDAZNから離れない理由は明確だ。最大の強みは、広島カープ主催試合など一部を除き、11球団の主催試合を横断的に視聴できるという網羅性にある。競合サービスはそれぞれ長所はあるものの、カバー範囲に大きな偏りがある。唯一12球団すべてを網羅するのは「スカパー!」のプロ野球セットだが、月額は約4483円とDAZNの倍近くになる。
一方でDAZNは、オフシーズンにも春季キャンプのライブ配信(一部球団)やオリジナル番組、過去試合のアーカイブなどを提供していると説明する。ただし「それらに月額2300円の価値を感じるか」という評価と、DAZNの「年間契約で見れば割安」という主張のズレが「ファンをATM扱いしている」という批判を生んでいるのが実情だ。
問題の本質は、年間契約の仕組みが見えにくい設計と、野球中継がサービスごとに分断されている現状が重なっている点にある。巨人戦はここ、パ・リーグは別、国際大会はまた別。見たい試合ごとに契約が増える構造が、ファンの財布を確実に圧迫している。
配信ビジネスが広がるほど、野球は「誰でも見られる娯楽」から「課金できる人だけの娯楽」へ変わっていくのか。野球界と視聴者は今、その分岐点に立たされているのだ。
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