スポーツ

サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「レッツゴードンキが今度こそ勝つ」

20150416a

 2015年のクラシックがいよいよ開幕する。今週は阪神で「桜花賞」が行われるが、3戦3勝の無敗馬3頭の他、阪神JFの上位勢が顔をそろえる混戦模様。はたして、1冠目を手にするのはどの馬か、大注目の一戦だ。

 マルセリーナからハープスターまで。クラシック第1弾・桜花賞は、目下のところディープインパクト産駒が4連勝。この猛威は今年も続くのだろうか。

 これが1つの焦点であることは間違いないが、前走のきさらぎ賞で牡馬を一蹴、土つかずの3連勝を飾ったルージュバックを筆頭とする、多彩な顔ぶれによる興味尽きない大一番と言っていいか。

 このルージュバックと人気を分け合うだろうクイーンズリング(これも3戦全勝)は、ともにマンハッタンカフェ産駒。続いて高い評価を得る関東馬キャットコインにココロノアイは、あの3冠馬オルフェーヴルと同じステイゴールド産駒である。

 ではディープ産駒の5連覇は阻まれそうでもあるが、どっこい抽選待ち(3分の2)のミッキークイーン、ローデッドを含め7頭がエントリーしている層の厚さ。穴党でなくとも目移りしてしまうだろう。馬券的にもおもしろい一戦だ。

 難解なGIだけに、まずデータをひもといてみようか。03年に馬単が導入されて以降を見てみると、1番人気は4勝(2着4回)。2番人気も4勝(2着3回)。ということは1番人気か2番人気のどちらかを主力に置けば、だいたいいいわけで、比較的堅いGIと捉えてよさそうだ。

 が、08年は、とんでもない大穴が飛び出している。勝ったレジネッタは12番人気。2着エフティマイアは15番人気。馬単、馬連とも俗に言う“ハネ万”で、3連単は700万円強だった。目下6年連続で馬連、馬単とも万馬券が出ていないだけに、今年あたりは、という気がしないでもないが‥‥。

 ということで穴党としては、ちょっぴりひねってみようかと思っている。最も期待を寄せたいのは、レッツゴードンキだ。

 2歳女王を決する阪神ジュベナイルFは、ショウナンアデラの強襲に僅差屈したが、2着を確保。新馬戦以外で勝ち鞍はないものの、その後の4戦全て重賞挑戦で【3】【2】【2】【3】着という堅実さを誇っている。

 能力の高さは確かなのに決め手不足と見られてか、有力候補にあげられながら評価はイマイチのようだ。が、穴党としては、そこがつけめとなる。相手なりに走る勝負強さを買いたいのだ。

 前走のチューリップ賞を振り返ってみようか。ペースが遅いと見てか途中からハナに立ったが、3カ月ぶりの実戦で気負う面もあった。そのまま押し切るかとも見られたが、ゴール間近で失速。久々ということで仕上がり途上。やむをえない結果でもあった。それでも勝ったココロノアイとは、コンマ3秒差の3着。力があればこそのふんばりと言っていい。

 この中間は順調そのもの。1週前の追い切りも軽快かつリズミカルに動いていた。

「使われたことで間違いなく良化している。力を出せる状態にある」

 梅田調教師は、こう仕上がりのよさを強調する。

 ならば今度こそだ。近親に特に大物はいないが、世紀の名種牡馬ミスタープロスペクターの3×4(奇跡の血量)という近親配合馬(このへんが強さの秘密)であるところが魅力。晴雨にかかわらず中心視したい。

 ディープ産駒ではアンドリエッテコンテッサトゥーレ。ともに強烈な末脚が身上で“一発”十分。 穴は、最有力候補両馬と同じマンハッタンカフェ産駒のアースライズ。2頭分の抽選枠に運よく入るようなら大いに注目だ。わずか2戦で英ダービーを制したモーストン、同じ英ダービー馬ブレイクニーなど、近親に活躍馬が多数いる良血。軽視は禁物だ。

◆アサヒ芸能4/7発売(4/16号)より

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
楽天・田中将大に「不可解な動き」次回登板のメドなしで「無期限2軍」の不穏
2
【ボクシング】井上尚弥「3階級4団体統一は可能なのか」に畑山隆則の見解は「ヤバイんじゃないか」【2024年3月BEST】
3
藤吉久美子が「バス旅に出たい」衝撃宣言!夫・太川陽介には秘密だった「蛭子能収との約束」
4
「100%幽霊が出るからやめておけ」現地民がおののく観光地「ベトナム大量拷問死」施設
5
巨人入り報道から一転…筒香嘉智「DeNA復帰」急加速で問題視される「守備位置」と「不良債権化」