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Posted on 2015年10月31日 17:56

巨人・原監督辞任から高橋由伸監督誕生までの”タブー暗闘”「原監督と親密だったX氏の存在」

2015年10月31日 17:56

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 実は、これこそが巨人と原監督の「距離感」を示す材料だったのである。

 週刊アサヒ芸能は4月末に「巨人原監督を陰で操る『黒幕男』の闇行状!」と題した記事を掲載した。原監督にはチーム編成、さらには自身の活動等について陰でアドバイザー的な役割を果たすメディア関係者・X氏が存在し、監督がフロント入りまで画策している─という内容だったが、実はこの記事が球団内および親会社の読売本社内で大反響を呼び起こし、上層部も敏感に反応。記事の信憑性について徹底追及する“調査チーム”までが組まれる運びになった。そして、本社上層部が下したのが「X氏は間違いなく実在する」という結論だったというのだ。

「本社上層部、球団側は原監督の権限が大きくなりすぎていたことに近年、頭を悩ませていた。特にチーム編成面において、本来ならばフロントはイニシアチブを取らなければいけないはず。が、その動きを完全に把握しきれていない監督主導の選手補強が昨今もずっと続いていたと聞きます。そういうケースで必ずと言っていいほど暗躍していたのがX氏。彼はみずからがメディア関係者であることを武器にして各球団に深い人脈を築き上げており、それを生かして原監督が欲しがっていた他球団の選手にあらかじめ“声かけ”を行うなど、水面下で精力的に動き回っていた。逆にX氏が監督に『あの球団の○○を獲ったらどうか』と提言することもあったというから、2人の関係はかなり密なものだったようですね」(球界関係者)

 原監督の力が増していくのと同様に、X氏もまた業界内での地位を確固たるものにしつつあった。野球中継に携わる某テレビ局の関係者も、こう声を潜めながら話す。

「しかもX氏は深い関係にある原監督から聞き出した特ダネをモノにし、自身が関係するメディアを発信源としてスクープを次々と連発させていた。巨人、読売本社のグループ企業であるはずの『スポーツ報知』までがX氏に出し抜かれてカタなしだったわけです。例の『清武騒動』で機密情報の漏洩に神経をとがらせていた読売上層部、そして球団幹部は、まったく息のかかっていないX氏、そして、その人物を重用する原監督に、しだいに違和感を覚えていったようです」

 5月11日付で原沢敦前GM(59)が職を解かれた理由も、球界では「編成のトップでありながら、X氏の介入をやすやすと許してしまうなど原監督を十分に操縦できていなかったから」ともっぱらだ。

 代わって就任した堤辰佳GM(50)は、球団入りするまで野球とはまったくの無縁だった前GMと違い、慶大野球部OBとしての経験があり、しっかりとモノも言える存在。そういう意味で本社上層部からの期待も高く、突然のGM交代劇とは裏腹に満を持して送り込まれた人材だった。その堤GMが原監督に“鈴”を付け、X氏に“引導”を渡す役割を本社上層部からひそかに厳命されていたとしても決して不思議ではない。

 異例とも言えるシーズン途中の要職交代劇によって本社上層部が球団の編成と現場を切り離し、GM権限の再強化を図ろうとした背景を考えれば、むしろこれが自然なシナリオだろう。

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