スポーツ

プロ野球開幕「怒号と失笑のドタバタ事件」ロケットスタート!(4)楽天がオコエを2軍に行かせないワケ

20160421o

 ソフトバンクとは逆に、圧倒的な最下位予想を覆す躍進を見せているのが楽天である。

 投手陣の整備と、機を見てスクイズを仕掛けるなど、梨田昌孝監督(62)の采配がマッチしているが、そのムードを後押ししているのが、スーパールーキーのオコエ瑠偉(18)。代走、守備固めでの出場が多いが、完全な話題先行型で、戦力になっていない。松井稼頭央(40)が故障したことで、運よく4月3日の西武戦に「2番・センター」でスタメン出場したが、3タコに終わった。しかも「バントができない」という衝撃事実も発覚。8回にはバントのケースで「ピンチバンター」を送られる始末だった。

 スポーツ紙デスクが苦笑する。

「梨田監督がみずから囲み会見で明らかにしたのですが、高校時代からバントをやったことがなく、できないそうなんです。バントができない2番打者なんて聞いたことがありません」

 評論家からも「ホームラン打者でもないのに、バントできない選手を一軍に置いておく意味があるのか。二軍で経験を積ませたほうがいい」という声が強まっているのだ。昼に二軍、ナイターで一軍の「親子ゲーム」がある場合に昼夜出場させていく方向だとはいうが、オコエの一軍残留にこだわる「理由」があった。

「梨田監督はいつも『コーチ会議で(一軍か二軍かを)決めるので、どうなるか』という言い方をする。でも実際のコーチ会議では、オコエを巡っての議論が交わされたことはないようだ。本拠地のコボスタ宮城では、オコエが平凡なセンターフライを捕球するだけで拍手と大歓声が上がる。最高のムードメーカーであり、観客動員に大きく寄与しているので、(二軍に)落とすに落とせないらしいんですよ」(球団関係者)

 楽天とともにロケットスタートを切ったロッテは、エースの涌井秀章(29)が3連勝するなど調子がいい。六本木、麻布界隈でブイブイいわせる、球界きっての「チャラ男」は、西武時代には遊びが過ぎてペナルティまで科せられたことがあるが、真剣交際宣言をした7歳年上のモデル、押切もえ(36)の存在で、夜遊びがピタリとやんだのが勝因につながっているとか。

 QVCマリンで行われた日本ハムとの開幕戦は、押切がお忍び観戦。今後も時間があるかぎり生観戦するそうで、ロッテファンの間では「もえパワー」「涌井がピンチを押し切った」と女神的な存在となりつつある。芸能プロ関係者が言う。

「涌井が過去に浮き名を流したタレントや有名人はたくさんいました。押切もかつては、元巨人の野間口貴彦氏(32)とつきあっていた。押切側の思惑もあって交際を公表したことが、今のところ、涌井にとってプラスに働いていますよね」

 ロッテはタイミングを見て、押切の始球式登場も計画中という。

 開幕不振のオリックスには、早くもキナ臭い人事の動きが見え隠れしている。福良淳一監督(55)の「途中休養」だ。昨年も6月上旬に森脇浩司前監督(55)を途中休養させ、福良監督を昇格させたが、球団スタッフは、いつ宮内義彦オーナーの強権が発動されるのかとビクビクしている。

「途中休養した場合の代理監督は西村徳文ヘッドコーチ(56)か、田口壮二軍監督(46)。西村ヘッドはロッテの元日本一監督ですし、田口二軍監督の評判も悪くない。恐らく西村ヘッドが有力でしょうが、その場合にはもう一つの爆弾を抱えることになります」(関西メディア関係者)

 今季は西村ヘッドの他に高橋慶彦打撃コーチ(59)という、ロッテでの日本一経験者を招聘したが、実はこの2人、犬猿の仲で、互いに口もきかないありさまだとか。福良監督の配慮や立ち回りもあって、今のところ大きな問題になっていないが、もし西村代行監督となれば、これが火種となって不協和音を漂わせることになるかも‥‥。

 怒号と失笑入り乱れる各球団のドタバタ乱打戦。それぞれの勝負の行方は試合以上に気になるところだ。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
おにぎり1000円に弁当1万円だって…関西国際空港「超インバウンド価格」露骨なつり上げに悲鳴!
2
やす子に異変!最大のストレス発散法「貯金額を見る」で大いに問題になること
3
挫折の末に大谷翔平の妻になった「バスケ元日本代表」真美子夫人のアスリート人生
4
月面衝突事故から5年!宇宙空間に放出された最強生物「クマムシ」は生存しているか
5
「花咲舞が黙ってない」第3シリーズ「主演候補」は今田美桜のほかにもうひとりいた