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サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「アルバートドックの末脚爆発!」

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 今週は東で「エプソムC」が行われる。比較的堅い決着の多い重賞だが、今年は好メンバーがそろい、ひと波乱あって不思議はない。一方、西の「マーメイドS」は、6年連続2桁人気が馬券に絡む、大荒れ傾向のハンデ戦!

 来週から函館開催。夏のローカル競馬の始まりだ。もうわずかとなった中央場所の今週のメインはエプソムカップ。その閉幕近しを惜しむかのように顔ぶれがそろった。

 GIII戦とはいえ約半数が重賞勝ち馬で、重賞2着馬も4頭。中にはGIで勝ち負けしたマイネルホウオウ、ルージュバックもいる。肩書はなくとも将来を期待される上がり馬のロジチャリスに、良血ラングレー(GIドバイターフ勝ちのリアルスティールの兄)もいて、白熱した競馬になること請け合いだ。

 ただ、別定戦だけに、比較的人気サイドで決着を見るレースになっている。馬単導入後、これまでの13年間(データ期間は以下同)、馬単で万馬券になったのは2回のみ(馬連0回)。1番人気4勝(2着3回)、2番人気3勝(2着3回)と、本命党の重賞と言ってよさそうだが、前述したようにハイレベルの争い。今年はどうだろう。

 年齢を見ると、勢いに乗る4歳馬が8勝(2着6回)、充実著しい5歳馬が4勝(2着5回)と圧倒的。7歳以上で連対した馬は1頭もおらず、高齢馬は敬遠したほうがよさそうだ。

 最も狙ってみたいのは、アルバートドック。データどおり、上り調子にある4歳馬で、期待しないわけにはいかない。

 昨春、毎日杯、京都新聞杯で差のない競馬をして秋を期待されたが、ひ弱さが抜け切れず神戸新聞杯7着、菊花賞は12着に敗れた。それでも使われつつ、地力強化。今年初戦となった小倉大賞典で重賞勝ち馬の仲間入りを果たした。しかし、続く中日新聞杯は2角で大きな不利を被り18着のしんがり負け。前走のマイラーズCは、しまい差を詰めるも5着に敗れている。

 というわけで、まだ安定性を欠くが、反面、まだノビシロは十分。どう化けてくるか魅力たっぷりの成長株で、穴党としては食指を動かされる。

 この中間は、ここ目標にたっぷりと乗り込まれてきた。1週前の追い切りでも力感あふれる動きを披露、状態のよさを誇示していた。

「ここにきて稽古で動くようになった。たくましくなった証拠。雰囲気もよく、この分なら楽しみ」

 須貝調教師はじめ、厩舎関係者は、こう言って仕上がりのよさを強調する。ならば、大いにチャンスがあっていい。

 強烈な末脚が身上で、その瞬発力は直線の長い東京コースでこそ存分に発揮できるというもの。東京コースは初めてになるが、持ち味を生かすには、まさに格好の舞台と言っていい。

 母は、米GI(ラスヴィルヘネスS)勝ち馬で、近親にアンユージュアルサスペクト(GIハリウッドターフCS勝ち)がいる良血。良馬場条件に大きく狙ってみたい。

 マーメイドSは、牝馬によるハンデ戦。荒れることでよく知られる重賞だ。今回も顔ぶれから一筋縄では収まりそうにない。穴党の出番である。

 狙ってみたいのは、ゴールドテーラーだ。1000万条件を勝ち上がったばかり。いかにも家賃が高そうに見られるが、ハンデをもらえば勝負になっていい。恐らく51キロ。背負わされても52キロだろう。ならば‥‥である。

 ステイゴールドを父に、母の父がガリレオ(英・愛ダービー)。オクテの血筋だけに、まだまだ良化の余地は十分。距離よく、阪神コースは相性がいい。ここは、この馬にとって走れる条件がそろっている。近親にビッグストーン(クイーンエリザベス2世SなどGI2勝)がいて血統的に筋が通ってもいる。道悪もうまそうで、晴雨にかかわらず狙い撃ちといきたい。

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