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サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「エキストラエンドの好走必至だ」

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 今週は「小倉記念」が行われる。過去5年で2桁人気馬が馬券に絡んだのは1頭だが、3年連続で1番人気馬が連対を外している中波乱傾向。一筋縄では収まりそうもない。一方、新潟の「レパードS」は、人気馬2頭の争い!?

 今週は西に主眼を置いてみよう。小倉のそれ、小倉記念は、なかなかの好メンバー。ハンデ戦でもあり、馬券的にもおもしろい競馬と言っていい。

 昨年のダービー2着サトノラーゼン、重賞の常連ベルーフ、上がり馬で小倉巧者のアングライフェンなど生きのいい4歳馬と、ダコールを筆頭とした古豪の激突。見応えある白熱した一戦になること請け合いだ。

 ではまず、データをひもといてみよう。02年に馬単が導入されて以降の14年間、その馬単で万馬券が飛び出たのは4回(馬連は3回)。荒れる時は大波乱となることもあるが、まずは中穴傾向の重賞と言ってよさそうだ。

 出走頭数が少ないながら牝馬の善戦が見られるのは、夏競馬の特徴でもあり、暑さに強い牝馬は当然ながら軽く見るべきではない。

 ただ、年齢的には上り坂にある4歳馬、充実著しい5歳馬が圧倒している。7歳以上の高齢馬もよく連絡みしており、近走の成績が振るわなくても器用で小回りの平坦コースに実績がある馬は要注意と言えよう。

 ハンデは53~55キロを背負う馬がよく連絡みしているが、57キロ以上を背負う馬も年以降、これまでの16回で6勝(2着4回)しており、重ハンデを課せられたからといって力量確かな古豪を軽視してはいけない。 以上のことをまず頭に叩き込んで、馬券検討に入ろう。

 生きのいい4歳勢が強力と書いたが、古豪に目を向けてみた。狙いは、7歳馬のエキストラエンド。こいつを主力に置いてみたい。

 マイル戦を多く使われてきたが、そのマイルではどうしても一息足りないようだ。年を重ねて決め手が甘くなったと見られているが、折り合い面で不安がなくなった今なら、距離を延ばして好結果が得られるのではないだろうか。

 そもそもは2000メートル前後で好走していた馬で、小倉にも実績がある。陣営としてはそれを知っていて活路を求めてきたに違いないのだ。前走後は短期放牧でリフレッシュ。ここ目標にしっかりと乗り込んできた。1週前の追い切りは軽快そのもの。2カ月ぶりだが仕上げに抜かりはない。

「重め感なく、いい雰囲気に仕上がっている」

 角居調教師は、こう状態のよさを強調する。

 目下、種馬として活躍、中距離で好成績を残したローエングリンの弟。ハンデは恐らく56~57キロ。好位で立ち回れる安定した脚質は、いかにも小回りの小倉向きだ。道悪もうまく、好走必至と見ている。

 レパードSは、グレンツェントとケイティブレイブの一騎打ちと見られているが、新興ネクストムーブも魅力で、こちらも注目すべき一戦。

 ただ、穴党として期待を寄せたいのは、マインシャッツだ。

 ここ2戦は、一息足りない競馬を繰り返したが、休み明けを2度使われ、この中間、大きな変わり身を見せている。1週前の追い切りは実にリズミカル。躍動感たっぷりで、本来の姿を取り戻した印象だ。

「前走は、少し重め残りの状態。初めての左回りで戸惑ってもいた。でも使われたことでピリッとした。ここは目標としていたレースで、楽しみです」

 巻き返しを期してヤル気をのぞかせるのは西浦師。前走で古馬と顔を合わせたのはプラス材料だろう。

 ソアリングソフトリー(BCフィリー&メアターフなどGI2勝)、プレンティオブグレイス(GIイエローリボン招待S)が近親にいる良血。父、母の父ともダートのGI勝ち馬。血統的に見ても“一発”があっていい。

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