太陽系のように、太陽の近くには水星や地球のような小柄な岩石惑星があり、遠くには木星や土星のような巨大なガス惑星が鎮座する。これまでは、これが宇宙の普遍的なルール、いわば「銀河の交通整理」だと信じられてきた。ところが今年4月、ESA(欧州宇宙...
記事全文を読む→病魔と闘う荒ぶる役者たちの不屈秘話 「第3回・渡瀬恒彦」(3)アクションに代役は不要だ
70年代の東映にとって、渡瀬がいかに貴重な役者であったか──。佐藤純彌監督は、まず「絶対にスタントマンを使わない」という姿勢を評価する。
「兄の渡哲也という存在があって、自分は違う道を進むというのが明確にあった。常に体ごとぶつかっていくし、大部屋の役者たちを大事にしたのも彼ならでは」
佐藤の監督作では「実録私設銀座警察」(73年)が強烈な印象を残す。渡瀬は復員兵の渡会役だが、やがてシャブ中毒になり、ゾンビのような形相で殺人マシーンと化す。
「あの役作りはすべて彼のアイデア。すごい迫力で、1カットですべて撮り終えたよ」
渡瀬が数々の映画賞を獲るようになってから組んだ「敦煌」(88年、東宝)でも、偉ぶらずに一歩下がったふるまいであることがうれしかった。
渡瀬の体を張る演技が高く評価されたのは、主演作「狂った野獣」(76年)である。バスジャックを題材にしたカーアクション物であるが、渡瀬はこの撮影のために、わずか1週間という信じられない早さで大型免許を取得。
さらに渡瀬は、吹き替えなしで「走るバイクの後部座席に立ち、並走するバスに窓から突入」という難易度の高いアクションも披露した。
だが、こうした姿勢は死と隣り合わせになるのもまた必然である。脚本家・高田宏治は「北陸代理戦争」(77年)という“いわくつきの1本”を語る。深作欣二監督にとって最後の実録作品となったが、それは渡瀬が転倒したジープの下敷きになり、生死の淵をさまよう大ケガをしたことと無縁ではない。
「この映画はもう終わりかと思ったよ。ヘタしたら渡瀬は死んでいたかもしれない。結局は伊吹吾郎を代役にあて、それまで撮っていた渡瀬の部分が使えないことから、脚本も大きく手直ししたんだ」
高田だけでなく、深作も責任を感じ、渡瀬の病室を見舞った。麻酔が効いて眠りにつき、目が覚めるたびに深作が枕もとにいた。
「こうなっちゃったから、しかたないよ」
むしろ、深作を何度も慰めたと筆者は渡瀬から聞いた。こうした気遣いと、反骨のエネルギーが深作や中島貞夫ら多くの監督を魅了した。高田が続ける。
「僕のシナリオだと『実録外伝 大阪電撃作戦』(76年)の渡瀬が光ったね。大阪・明友会事件を明友会側から描き、主演の松方弘樹に対し、筋を通すという部分で内部対立する渡瀬の立ち位置がいい。もちろん、車に引きずられるシーンも、相変わらずノースタントで演じていたよ」
高田は、主演の渡瀬もいいが、大きな敵にぶつかっていく脇役の渡瀬にこそ真骨頂が見られ、さらに魅力的だと言う。それは、東映そのもののエネルギーを象徴していたからだ。
現在、渡瀬は手術をせず、放射線治療や抗ガン剤で回復を目指すと報じられた。何度も死線を乗り越えた野獣の魂に、復活の日は必ず訪れるはずだ──。
アサ芸チョイス
AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...
記事全文を読む→「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...
記事全文を読む→20世紀最大級のミステリーと言われてきた、イギリス・スコットランドのネス湖に生息するという未確認動物(UMA)の「ネッシー」に、再び熱い視線が注がれている。いったいなぜか。一時期は目撃情報が激減し、専門家からは死亡説や、人間の活動を警戒して...
記事全文を読む→

