スポーツ
Posted on 2017年07月14日 17:56

夏競馬特別対談「松本ヒロシ×亀谷敬正」のぶっちゃけウラ話(3)調教の見方は独学!誰も教えてくれない

2017年07月14日 17:56

亀谷 最近、厩舎コメントがどの新聞も一緒だったりすることが多いですよね。「エイト」はどうです?

ヒロシ 厩舎にもよるんじゃないかな。調教師から何時にコメント出す、というアナウンスがあって、その時間に記者たちがゾロゾロと集まる、みたいな。

亀谷 えっ、そういうスタイルに変わったんですか?

ヒロシ ここ10年ぐらいかな。若い調教師は、そういうスタイルが好きだから。

亀谷 だったら調教師が自分でブログやって、好きに書いたらいいじゃないですか(笑)。もしかして、これからそういう時代になるのかな。何か独自性がないですね。

ヒロシ あまりないよな。

亀谷 ヒロシさんは?

ヒロシ そりゃ、あるさ! 例えば、GIの時は特別に「有力馬情報」のページがあるから、調教師とかへの独自取材の情報を書くし。そういえば昔、ダービーの時にコディーノからノリさん(横山典弘騎手)を降ろした理由を、藤沢先生に聞いて「オーナーじゃなくてオレが降ろした」って書いたの。先生はオーナーから言われる前に替えてあげたかったというか、替えられる側の気持ちを察して先に提案したわけだけど、あれは、お互いに誤解があったね。

亀谷 ところで、調教の見方とかの予想方法は、先輩から後輩に語り継がれたりするんですか? 例えば名店には秘伝の味とか、あるじゃないですか?

ヒロシ ないねー。

亀谷 じゃあ、記者は調教とかの見方を誰に教わるんですか?

ヒロシ うーん、独自でだね。俺は前回との比較ぐらいかな。パターンが変わったとか。

亀谷 その見方も教わったわけではないんですよね。

ヒロシ 時計の取り方は受け継がれているけど、馬の見方は誰も教えないね。

亀谷 そういうもんなんですね。

ヒロシ 結局、自分なりだよ。競馬記者って、職人やアスリートのように絶対的な優劣が永遠につかない職業だから。仮にサイコロを転がして印を打ったとしても、当たればすごい、ってなっちゃう。一発で伝説みたいになることもあるし、優劣が瞬間的に変わる。会社によっては給料がバーンと上下するらしいしね。

亀谷 その評価は的中率?

ヒロシ わからない。

亀谷 回収率じゃなく、的中率で記者を評価しないといけないですよね。専門紙ってブックメーカーなんですよ。昔はノミ屋が新聞を大量に買ったわけですから。だから的中率とオッズが一緒にならないとノミ屋は損しちゃう。僕は専門紙の印を全て集計しているので、人気順だったら90%当てられます。ファンの90%のお金は専門紙の印どおりに流れている。

ヒロシ なるほどね。ただ、専門紙はGI以外、枠順を見て印を打つことができないから。新潟の千直など、本紙予想だけは枠順を見て印を変えてもよくなったけどね。他の専門紙もそうなんじゃないかな。

亀谷 だから最近、7枠と8枠の印が異常に多いんですね。それでオッズもすごく下がるようになった。

ヒロシ 馬券的には内枠で来る馬を探すほうがおいしいんだけどね。

松本ヒロシ:1963年生まれ。93年、サンケイスポーツに入社し、専門紙「競馬エイト」所属の看板トラックマンに。藤沢和厩舎のほか12厩舎を担当している。自分の中での目標は、15年のターコイズSを的中させた時の配当(3連単295万円/11・16・15人気で決着)を超えること。テレビ「みんなのKEIBA」(フジテレビ系)、「競馬予想TV!」(CSフジ)に出演中。

亀谷敬正:テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。週刊アサヒ芸能で「『一攫千金』穴馬ドリル! 亀谷敬正~血統こそ大穴への近道なり~」を連載中。HPはhttp://k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。コンビニのコピー機でも予想を配信(Eプリント 亀谷で検索)。「競馬予想TV!」「競馬血統研究所」(ともにCSフジ)に出演中。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年05月02日 18:00

    三陸沖で再び地震が発生し、富士山噴火を危惧する特番が組まれ、高市政権は武器輸出を解禁─この不穏な流れは何かの兆しなのか?いち早く察知したのは「Mr.都市伝説」関暁夫氏だ。30年以上前に作られたカードが、驚愕の未来を暗示しているという。いった...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月03日 18:00

    世界の大谷翔平の背中を追う「後継者」が、同じ米国で静かに存在感を強めようとしている。日本を経由せずに米大学で名を馳せて、即メジャー入団を夢見る怪物のことだ。ところが今、その進路を巡って“別シナリオ”が確定的と言われているのだ。は...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク