政治
Posted on 2017年10月29日 09:55

総選挙終了で…小池百合子の「安倍しゃぶり」大作戦(3)総選挙に乗じて芝居を打った

2017年10月29日 09:55

 一方の小池氏も「安倍一強政治を許すべきではない!」などと意気軒高だったが、これも巧妙に計算された政治パフォーマンスだったという。大物政治記者が続ける。

「安倍総理は選挙期間中にもホットラインで小池氏に電話を入れ、『あなたの悪口は(小泉)進次郎に任せることにした』『私は口にしない』くらいのことは囁いていたよ。さらに言えば、総理には、保守糾合のためには一定程度、小池氏が率いる希望の党に勝ってもらわなければ困る、という胸算用もあったはずだ。有権者にとってはにわかには信じ難い話かもしれないが、これくらいの駆け引きは、生き馬の目を抜く政治の世界では日常茶飯事。昨日の敵は今日の友どころか、今日の敵こそ今日の友なんだよ」

 また、以前も指摘したことだが、この間には「小池氏は石破氏を派閥ごと引き抜く大連立を秘かに画策している」との仰天情報も永田町を駆け巡った。ところがこれもまた、「安倍・小池シナリオ」に描かれていた陽動作戦。舞台裏を知る官邸関係者の証言を聞こう。

「小池さんが石破さんを担ぐ、との情報をマスコミにリークしたのは安倍官邸と自民党。そして間髪を入れずに、小池さんが石破さんの選挙区には希望の党の候補者を立てないことを表明した。自民党総裁選は来年秋に行われるが、党則まで改正して3期連続を狙う安倍総理にとって、最大の脅威となるのが目の上のタンコブの石破さんだ。ただ、早期に名前の挙がった候補者がことごとく潰されてしまうのも総裁選の常。そこで、安倍総理と小池さんが今回の総選挙に乗じてひと芝居を打ち、『石破総理・総裁』の芽を摘み取っておいたというわけです」

 当初、石破氏がまんざらでもない顔をしていたことは既報の通りだが、その後、この話題がマスコミで頻繁に取り上げられるようになるや、石破氏は複雑な表情を見せるようになった。請われて自身のグループ『水月会』を旗揚げしたものの、反安倍勢力の結集に苦慮している石破氏にとって、今回、水面下で仕掛けられた安倍・小池爆弾は思いがけない一撃になったのだ。

 同様のことは、小池氏の盟友として知られる野田聖子氏(57)にも見事に当てはまる。小池氏はこの野田氏の選挙区にも対立候補を送り込まなかったが、野田氏は反安倍の旗幟を鮮明にしながら、小池氏と同じく初の女性総理の座を狙うライバルでもあるのだ。

「そもそも、刺客云々に関わりなく、野田さんの選挙地盤は盤石です。にもかかわらず今回、小池さんに妙な形で抱きつかれて『彼女は私まで潰そうとしているのかしら』と、野田さんは困惑と警戒の色を強めていました」(野田氏に近い政界関係者)

森 省歩(ジャーナリスト)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月07日 07:00

    メジャーリーグの3月・4月の月間MVPにはドジャースの大谷翔平が選ばれ、投手部門での初受賞となった。5試合に先発登板して2勝1敗、防御率0.60の好成績からして、文句ナシの選出だったことは想像に難くない。しかし日本球界では、セ・リーグの3月...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年05月07日 11:30

    借金13、単独最下位。4月の時点で早くも重苦しい空気に包まれていた中日が、苦境打破の願掛けとして持ち出したのが、古来の験担ぎである「盛り塩」だった。それがわずか10日で、税込650円のおにぎりに化けた。バンテリンドームナゴヤで5月4日から発...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク