今週から競馬の暦は秋。札幌の最終週と重なっているので、完全な秋とは言えない1週間のみの端境期ではあるが、夏休みを満喫していた一流馬たちもトレセンではすでに始動しており、レースメンバーはこれから間違いなく豪華になっていく。セントウルSはGⅡの...
記事全文を読む→片山良三
以前は最大8週間あった小倉の夏開催が「暑熱対策」とやらで4週間に短縮されてしまったことで、44年続いた小倉2歳Sが今年から休止。もしかしたら完全に廃止なのかもしれないが、開催日程の見直しがあるようなら、何年かしたあとに第45回小倉2歳Sがシ...
記事全文を読む→今年の札幌の芝1200メートルは激戦続き。象徴的だったのは、フィオライアが勝ったUHB賞で、5着馬までが同タイム。9着まででもコンマ1秒差で、11着でもコンマ2秒差というすごい競馬だった。こうなると、内も外も逃げも差しも、どれが有利に立ち回...
記事全文を読む→毎朝の調教のあと、騎乗者とその都度、時間をかけてディスカッションするのが斉藤崇調教師の流儀。今年ダービー馬に輝いたクロワデュノールと北村友一騎手の関係に注目したことで気づいたことだが、北村友に「本当にビックリするほど細かいことに気づく先生な...
記事全文を読む→芝で11戦して1勝しか挙げられなかったビダーヤだが、ダートに切り換えたとたんに覚醒したように4戦4勝。芝でももう少しで勝てそうな内容が続いていただけに、あの矢作調教師でも大きなステージチェンジには、なかなか踏み切れなかったと想像できる。しか...
記事全文を読む→ラスカンブレスは美浦から小倉記念に参戦。馬運車に15時間以上揺られて九州までやって来るわけだが、現代の馬運車はエアコン完備の快適仕様。小倉競馬場に到着すれば、迎えてくれる馬房にもエアコンが稼働しており、想像以上に輸送リスクは低い。環境が変わ...
記事全文を読む→開幕からレコード連発の函館競馬。不滅と言われたサッカーボーイの芝2000メートルレコード1分57秒8でさえも37年ぶりに更新されてしまったほどで、今年の函館に「時計がかかる洋芝」のイメージはまったく通用しない。「連れてくる馬を間違えたかもし...
記事全文を読む→英国ダービーが行われるのがエプソム競馬場。その開催日が極端に少ないことを耳にしたことがあるはずだ。今年の日程を調べてみると、4月に1日、6月に2日、7月に4日、8月に2日、9月に2日の合計11日。ダービーが開催される競馬場だからなのか、実に...
記事全文を読む→しらさぎSは新規の重賞。昨年まで米子Sの名で行われていたリステッド競走だが、21年のロータスランドがその後、関屋記念と京都牝馬Sを勝ち、22年のウインカーネリアンは関屋記念と東京新聞杯、24年のトゥードジボンも関屋記念を制してサマーマイルチ...
記事全文を読む→春のグランプリ、宝塚記念に3歳のトップクラスを誘致しようという意図で、ダービーの1カ月後に開催が移設されたのが96年のこと。それが今年からダービーの2週後。出走資格は3歳以上のままだが、案の定、登録は1頭もいなかった。過去30年を振り返って...
記事全文を読む→北村友騎手に言わせると「クロワデュノールは欠点のない馬」。全教科に5の評価がズラリと並んだ通知票を、当然という顔で持って帰って来る優等生なのだそうだ。皐月賞の負けは、バックストレッチ半ばという、常識外れのマクリが2本(ファウストラーゼンと、...
記事全文を読む→NHKマイルCに行くかも、という観測も出ていたのが、桜花賞馬エンブロイダリー。桜花賞で1番人気に支持されたエリカエクスプレスも同様で、両馬は見るからにマイラー寄りということなのだろう。マイラーだとしたら、1600メートルから一気に2400メ...
記事全文を読む→牝馬限定のマイルGⅠ。普通に考えれば桜花賞馬が格上の強みを発揮するパターンだろう。調べてみると、ヴィクトリアマイルを勝った桜花賞馬は、ダンスインザムード、ブエナビスタ、アパパネ、アーモンドアイ、グランアレグリア、ソダシの6頭。桜花賞2着馬も...
記事全文を読む→東京の3400メートル、ダイヤモンドSを楽勝したへデントールは、菊花賞でもアーバンシックの2着に頑張った現役屈指のスタミナ自慢。この天皇賞・春では鞍上が戸崎からダミアン・レーンに唐突に替わるが、それだけノーザンファームの期待が大きいから─と...
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