人間ドックを受診すると「CT」や「MRI」といった言葉が医師から飛び交う。「CT」と「MRI」は大きな土管のような装置に概観は似ているが、その機能はまったく異なる。まず「CT」はComputed Tomographyの頭文字で、X線検査の一...
記事全文を読む→診察室のツボ
会社員のBさんは風邪が完治したにもかかわらず、2週間以上、咳が止まらなかった。そこで、近くの耳鼻科を受診した。医師「どんな咳が続いていますか」Bさん「空咳が続いています」医師「咳に痰が絡んでいますか」Bさん「痰は出ていません」医師「発熱症状...
記事全文を読む→4月から5月にかけて発症する人が多いと思われている「うつ病」。実際は梅雨時が最も「うつ病」になりやすいという。雨や曇りの日が続き、日照時間も減ることに加え、気圧、温度、湿度の変化も激しいため、精神的にも肉体的にも負担が多くなるからだ。そもそ...
記事全文を読む→「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓。病気になっても自覚症状がないため、気がついた時には手遅れになっている可能性もある。そこで病院での定期的な検査が重要になってくる。肝機能検査では「AST(GOT)」「ALT(GPT)」「γ-GTP」という数値から...
記事全文を読む→健康診断で必ず行われる「心電図検査」。あおむけに寝て電極の装置を付けられるが、体の何の検査をしているのかわからない人も多いのではないか。心電図という装置を通して心臓の電気活動をグラフで見ることができると同時に、心拍数の測定も行っているのだ。...
記事全文を読む→酒を飲みすぎると「尿酸値」が気になる人も多いだろう。数値が高いと「痛風」を発症するおそれがあるからだ。そもそも尿酸とは「プリン体」という物質が体内で分解されてできる老廃物。「プリン体」は体内の新陳代謝の過程で作られるほか、食品からも摂取され...
記事全文を読む→昭和生まれの方なら、小学校時代に「ギョウ虫検査」をした人は多いのではないか。寄生虫の卵の有無を調べる検査だったが、現在は廃止されている。しかし排泄された大便を検査する「検便検査」は、調理従事者などは感染防止などの観点から、法律で定期的に義務...
記事全文を読む→「血圧」の数値に一喜一憂する人は少なくないだろう。実は、「高血圧」は日本人に最も多い症状。厚生労働省が3年ごとに行う「患者調査」の平成26年調査によると、高血圧症疾患の総患者数(継続的な治療を受けていると推定される)は、1010万8000人...
記事全文を読む→健康診断の項目では、何の検査をしているのかわからないものもあるだろう。その一つが「眼底検査」だ。眼底は、瞳孔から入った光が突き当たる眼球の奥の部分にあり、網膜や視神経、網膜に栄養を与える動脈・静脈などから構成されている。つまり、眼底の血管に...
記事全文を読む→健康診断を受けることが多いこの季節。日頃意識していないが、健診結果で「中性脂肪が高い」と注意を受けても、ピンとこない人も多いかもしれない。脂肪には「中性脂肪」のほか、腸の周りなどのおなか付近につく「内臓脂肪」、おなかやお尻、太腿など皮膚のす...
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