長嶋は松井がメジャーに移籍したあとも、03年の1度しか渡米はかなわなかったが、事あるごとに電話を入れている。松井が06年に守備で手首を骨折した時も、真っ先に長嶋が電話をくれたというのだ。その時の様子について、松井はこう振り返る。「お互いにリ...
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長嶋が日の丸を胸につけて侍ジャパンの指揮を執ることになったのは、04年のアテネ五輪の予選からだった。“長嶋の復活”が野球人気の起爆剤になっていた。そして、平均年齢28.4歳のチームリーダーとして、真っ先に松井の存在に注目が集まった。しかし、...
記事全文を読む→5月5日の松井秀喜の引退式を控えて、ジャイアンツの次期監督候補にも名前が浮上するなど、にわかに周辺も騒がしい。その裏には袂を分かった古巣との軋轢も指摘されるが、鍵を握るのは長嶋茂雄巨人終身名誉監督の動向だ。衝撃デビューから引退時期まで師の教...
記事全文を読む→長嶋は松井の入団直後、「巨人の4番」として松井を育てるため、「1000日構想」をプランとして持っていた。つまり、3年間みっちり鍛え上げていけば、立派な巨人の4番打者になれると踏んでいたのだ。そのために自宅に呼んだり、遠征先のホテルで深夜に「...
記事全文を読む→野球界でも、屈指の師弟関係が誕生したのは、92年のドラフトだった。「残り物には福がある」ということわざがあるが、まさにそれを体現したのが、長嶋だった。甲子園での活躍を受け、ナンバーワンスラッガーとして「将来の4番候補」の座が約束されていた星...
記事全文を読む→国民栄誉賞受賞日は、5月5日の「こどもの日」。この日は松井の背番号「55」に合わせて“ゴジラの日”と現役時代から言われていた。加えて長嶋のプロ野球生活55周年に当たるのが今年であることもあって、この日に決まったのだが、松井の引退式後の始球式...
記事全文を読む→異例の国民栄誉賞W受賞となった長嶋茂雄と松井秀喜。松井がルーキーの時に巨人の監督を務めていた長嶋は「未来の4番」に徹底的な帝王教育を授けた。あれから21年──。2人の師弟愛は今もなお、誰もがうらやむほどの輝きを放っているのである。4月1日、...
記事全文を読む→かつての監督たちからすれば、現在の監督はおとなしい。これもファン離れの一因ではないか。確かに、おとなしいかもしれませんね。巨人の原辰徳監督が現役時代、一塁手をしていたことがありました。ちょうど私が一塁塁審を務めた時、三遊間のゴロを遊撃手が一...
記事全文を読む→審判がまず頭に叩き込まなくてはならないのが投手です。球種、クセ、モーションと球団のスコアラーよりも詳しくなります。そんな私の中で最も強く印象に残っている投手は、ヤクルトの伊藤智仁投手でした。あの野村克也監督が「江川2世やな」と入団1年目のキ...
記事全文を読む→【4】ストライクの幅を広げて阿部を抑えろリーグ一の得点力を誇る巨人打線の要は当然、阿部慎之助です。彼のひと振りで打線の勢いが変わるのは、WBCでも証明済みでしょう。彼に対しては大きく2つのコースを使い分ける必要があります。1つは当然ながらイ...
記事全文を読む→人気低迷が叫ばれて久しい日本球界。有力選手のメジャー流出、3連覇を逃したWBC、今季も開幕前から人気凋落に拍車がかかる出来事が続いた。あの夢中になった球場の光景はどこへ行ってしまったのか──。再び球界に輝きを取り戻すべく、元審判員が間近に見...
記事全文を読む→全国4000万人のプロ野球ファンの皆さん、こんにちは。新連載第1回目の前号は特別版として、阪神の昨年を振り返り、今年の展望をお話ししました。引き続き、阪神タイガースを中心としたプロ野球の解説をしていきます。よろしくお願いします。さて、ペナン...
記事全文を読む→西岡、福留孝介の大型補強に大型ドラ1右腕・藤浪晋太郎の入団も話題になっています。西岡が二塁に入ることで武器になるのが、遊撃・鳥谷との守り。これは中日の「荒木・井端」に匹敵する強力な二遊間になる可能性があります。ある年の阪神と中日が競っていた...
記事全文を読む→得点力不足が叫ばれた昨年のタイガースですが、それはしっかりとした「打線の間」が作れなかったことにあります。右肩を負傷した金本を強引にレフトとして出場させたのも、和田監督が打線の「間」を必要としていたからですね。本来、投手との勝負において、打...
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