世界三大美港の風光明媚なシドニー湾を望む、瀟洒な高層ビル。9月25日、その中層階に陣取る名門ローファームJWSで、盛大な夕食会が開かれた。日本の5大法律事務所の一角をなすTMI総合法律事務所がJWSと提携関係に入り、豪州経験豊富な日本人弁護...
記事全文を読む→山上信吾
10日間ほど、豪州に出張してきた。笹川平和財団とシドニー大学米国研究センターによる、日米豪三カ国有識者の有事事態シミュレーションに参加するとともに、日本のトップ法律事務所であるTMI総合法律事務所と豪州の名門ローファームJWSとの提携祝賀夕...
記事全文を読む→先日、同志社大学の教え子の依頼を受け、模擬国連関西大会の開会式で挨拶した。模擬国連とは、国連の会議を真似た大学生による討論会だ。参加者は各国の大使に扮し、各種課題について徹底討論をする。課題への理解を深め、討論手法を磨く格好の機会となる。日...
記事全文を読む→千葉県木更津市をはじめとする日本の4市が、ナイジェリアその他のアフリカ4カ国の「ホームタウン」となるとのニュースには腰を抜かした。長年外交に携わってきた立場から、一連の顛末の何が問題であるかを深堀りしたい。第一の問題は、JICAや外務省とい...
記事全文を読む→蝉しぐれの中、今年も8月15日が過ぎていった。注目されていた石破総理による「戦後80年談話」は、この日は不発に終わった。直後、立憲民主党の辻本清美議員がXで吠えた。「石破総理、がっかりですよ!なぜ、8月15日に『戦後80年談話』を出さなかっ...
記事全文を読む→毎年恒例の人事院勧告。今年は、国家公務員の月給を平均で3.6%引き上げる大幅なベースアップを求めた。月給の上げ幅が3%を超えるのは1991年以来であり、キャリア官僚の初任給が初めて30万円を超える水準になるとされた。若手の中途退職者が引きも...
記事全文を読む→9月3日に北京天安門広場で行われた大軍事パレードに参列した鳩山由紀夫元首相。その立ち居振る舞いの唖然とするほどの浅はかさは、「暗黒の民主党政権時代」をまざまざと想起させるものだった。どこが問題なのか、紐解いて解説してみたい。第一に、式典の主...
記事全文を読む→またしてもイチローには舌を巻いた。WBCでのプレーぶりではない。米国野球殿堂入り表彰式でのスピーチだ。40年間の外交官人生で数々のスピーチの現場に居合わせ、自らも苦心惨憺しながら取り組んできた身からすれば、日本人が出来る英語スピーチの最高レ...
記事全文を読む→評論活動を展開する傍ら全国各地で講演をしている。8月以降も神戸、札幌、東京、岡山、神戸、仙台、大阪、鹿児島、仙台と往来が尽きない。先日、大阪での講演後、聴衆の一人だった淑女から質問を受けた。「山上先生、このままでは日本が日本でなくなってしま...
記事全文を読む→日米関税交渉の是非についての議論が引きも切らない。妥結当初は安堵感を覚えていた向きでさえ、合意文書がないという前代未聞の説明に接し、不安を露にしている。もっともな指摘だ。長年、貿易交渉やその際の文書作りに砕身してきた身として、実務の実態を紹...
記事全文を読む→石破総理の戦後80年談話への拘りが消えない。終戦記念日の8月15日や降伏文書に署名した9月2日の発出は見送ったとの報道が流れたものの、総理自らが「新聞を信じるな」と周囲に述べているとの情報に接した。退任するまでいずれの日であっても突如ステル...
記事全文を読む→夏が来れば思い出す♬のは、尾瀬だけに限られない。外交官時代に重ねた旅の数々だ。拙著「日本外交の劣化」で記したとおり、入省したての頃、上司であった課長から受けた訓示を今も覚えている。「喧嘩をせよ、恋をせよ」その教えを受け、いずれの国に赴任しよ...
記事全文を読む→石破政権は日米合意の売り込みに躍起となっている。NHKの番組で自己弁護に汲々としている赤澤亮正経済再生担当大臣の姿を見るにつけ、「この男は何も分かっていない」との感慨が湧かざるを得ない。「最悪の事態は避けられた」という石破政権の報告に当初は...
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