スポーツ

今季初登板の若手投手を「10失点晒し者」にした中日野手と立浪監督を里崎智也と高木豊がコキ下ろし

 あの衝撃の光景が今も目に焼き付いている野球ファンは多いのではないか。

 それは8月25日のDeNA戦、9回に登板して1イニング8安打5四死球、10失点と無残な打ち込まれ方をした、中日の近藤廉のことである。投じた球数は実に62球。

 野球解説者・里崎智也氏はYouTubeチャンネル〈Satozaki Channel〉で、次のように苦言を呈した。といっても、大炎上した近藤に対してではない。

「誰か(マウンドに)行かなきゃ。ベンチから行かなきゃ。ボケーッと見てる場合じゃないよ。10失点してんのに誰も行かないの、初めて見たかもしれない」

 孤立無援のまま、ただひたすら打たれ続けた近藤について、里崎氏は次のような懸念を抱いているという。

「トラウマになっちゃう可能性がある、10失点もしちゃうと。次、投げる時に何かの恐怖心があったりとか、何かメンタル的なもので必要以上に警戒しすぎちゃたりとか…。10失点中、ほったらかしはキツイよ」

 近藤はこの試合が、今季1軍初登板だった。確かにいきなりこの状態では、トラウマになりかねない。

 これに援護射撃を加えるのは、野球解説者の高木豊氏だ。これまたYouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉で、次のように吠えたのだ。

「ピンチの間に行ったのは宇佐美(真吾)くらいで、誰も声をかけないっていうね。これが経験不足なのか、そのくらいのチームのモチベーションしかないのか…」

 立浪和義監督を筆頭とするベンチを、痛烈に批判したのである。

 これまでのイニング最多投球は、2004年4月7日の横浜戦の8回、阪神・吉野誠が投じた64球だ。次いで近藤なのだが、これは巨人・斎藤雅樹とタイ記録。斎藤は1991年8月13日の大洋戦の6回だった。

「ちなみに、2004年の阪神は岡田彰布第1次政権の1年目で4位。1991年の巨人は藤田元司第2次政権の3年目で、これまた4位。記録的な晒し者投手を生み出したシーズンは、チーム状況が悪いことを物語っています」(スポーツライター)

 立浪監督の1年目は最下位。今年もまた、ぶっちぎりのリーグ最下位に低迷している。なお、たった1試合で防御率72.00となった近藤は登板翌日に、1軍登録を抹消されている。

(所ひで/ユーチューブライター)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身