スポーツ

セルジオ越後、「日本代表への超辛口批判」が説得力を帯びる“自身の実績”

“激辛”の性分が爆発した?

 サッカー評論家のセルジオ越後氏が7月3日、ラジオ番組「荒川強啓デイ・キャッチ!」(TBSラジオ)にゲストで出演。ベルギー代表に2対3で敗れ、ロシアW杯からの敗退が決まった日本代表に厳しい見解を示した。周知のように日本は、後半が開始するや2点を奪い、一時ベルギーを焦らせたが、その後敵の猛攻に苦しみ、追加点を奪えず3つの失点を味わった。そんな熱戦を振り返ったセルジオ越後氏は、「(ベルギーが作った)チャンスの数を考えれば、惜敗というよりは内容的にもっと大きな差があった。冷静になって振り返って下さい。(コロンビア戦で)10人の相手に1勝しただけで、あとは2敗1分したチームがどうして強いと言えるんですか?」と話し、相手選手の退場により数的優位だったコロンビア戦のみの勝利に終わった事実を嘆くと、「こんな勝てない国にどうして辛口がボク1人しかいないの? これで“よくやった”というなら、もう勝たなくても良いってことになる。外国なら負けたら慰められることはない。負けても慰められるというのは強くない証拠」とし、結果にシビアな姿勢を示すべきとの持論を展開した。

「日本代表の戦いぶりには世間的にも『よくやった!』とのねぎらいムード一辺倒ですが、やはり昔から“超辛口”として知られるセルジオ越後氏だけはブレませんでしたね。かつて日本サッカー協会がヨーロッパで偉大な実績を残してきたアルベルト・ザッケローニを指揮官に招聘した際にも、多くのメディアが歓喜ムードの中、セルジオ越後氏だけは『ザッケローニは決して旬な監督じゃない』と言い放ち、“終わった監督”ともとれる発言を残しました。実際、ザッケローニが欧州で大きな脚光を浴びていたのは2000年前後であり、10年に日本へやってきたのは“他に行く当てがなかったから”との見方も現地メディアからは指摘されています」(スポーツライター)

 日本サッカー協会公認のサッカー教室で全国を巡業し、子供たちにサッカーのおもしろさや厳しさを伝え続けるセルジオ越後氏。超辛口評論の背景には、こうした日本サッカー界への深い愛情があることは言うまでもないだろう。

(木村慎吾)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
大谷翔平が「嘘つき」と断言した元通訳・水原一平の潜伏先は「ギャンブル中毒の矯正施設」か
2
【ボクシング】井上尚弥「3階級4団体統一は可能なのか」に畑山隆則の見解は「ヤバイんじゃないか」
3
リストラされる過去の遺物「芸能レポーター」井上公造が「じゅん散歩」に映り込んだのは本当に偶然なのか
4
舟木一夫「2年待ってくれと息子と約束した」/テリー伊藤対談(3)
5
JR東日本に続いて西と四国も!「列車内映像」使用NG拡大で「バスVS鉄道旅」番組はもう作れなくなる