芸能
Posted on 2018年10月26日 12:57

やしきたかじんを全国区にした大ヒット作詞家・及川眠子が激白(4)本当は畠田理恵のための曲

2018年10月26日 12:57

 及川氏にはいくつもの「都市伝説」がある。その最たる例が、打ち合わせで気に入らない相手だと、

「机をひっくり返し、イスを蹴飛ばして帰った」

 というもの。及川氏は笑いながら、これを瞬時に否定する。

「机をひっくり返したことも、蹴ったこともないですよ。ただ、机をバーンと叩いたことはあったかな。あと、電話で相手にキレて、受話器を叩きつけたことも。だって、言ってることがコロコロ変わるんだもん」

 そんな及川氏は和歌山出身だけあって、加川良、友部正人、中山ラビら「関西フォーク」の洗礼を受けて育った。やがてプロの作詞家を目指すようになり、85年に車のPRソングに応募した作品が、約4万人の中からグランプリに選ばれたのである。

 ただし、採用されたのは冒頭の2行だけで、残りは「補作詞」という形で秋元康氏が手がけている。

「悔しいのはもちろんあったけど、実績ができたのは確か。以降、コンペには参加せず、書いた詩を持っていろんなところを回るようにしたんですよ」

 初めてのヒット曲は、おニャン子クラブのゆうゆに書いた「-3℃」(87年)だった。

「おニャン子だから1位が取れるかなぁと思ったけど、当時、カリスマのBOOWYがその上にいました」

 幼少時は関西フォークが好きだったこともあって、歌謡曲には特に関心を示さなかった。ところが、プロの目で見ると「すごい歌詞」がそこかしこに存在したのである。

「例えば、内藤やす子さんのデビュー曲の『弟よ』は、最初の5行くらいの詞で、姉と弟が置かれている環境の全てがわかるんです。これはすごいなあと思いました」

 自身の作品では、あまりヒットはしなかったが、池田聡に提供した「僕は君じゃない」(90年)に思い入れが強いという。自身の中で「ひねらない」ということができるようになった、革命的な一曲なのだとか。

 余談だが、たかじんの「東京」も、もともとは羽生善治夫人の畠田理恵のために用意されたもの。(たかじんと畠田の)共通のディレクターのひらめきで「これ、たかじんに」という形になったらしい。

 さて、まだまだ続く、及川氏の新しい取り組みはというと、

「この10月から『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』(TOKYO MX、毎日放送など)が始まりましたが、そのテーマ曲の詞を書いています。ぜひ聴いてくださ~い」

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月17日 07:15

    20世紀最大級のミステリーと言われてきた、イギリス・スコットランドのネス湖に生息するという未確認動物(UMA)の「ネッシー」に、再び熱い視線が注がれている。いったいなぜか。一時期は目撃情報が激減し、専門家からは死亡説や、人間の活動を警戒して...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク