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記事全文を読む→酒場交遊SPECIAL対談「弘兼憲史×豊田真由子」(2)政治家は笑って人を刺し殺せないとダメ
弘兼 ここからは皆さんに豊田さんの華麗なる経歴をあらためてご紹介できればと。桜蔭中高、東大法学部、厚生労働省、ハーバード大学院、国会議員とエリートの道を歩んできたわけですよね。さぞや、子供の頃から勉強はおできになったのでしょうね。
豊田 とにかく学ぶことが好きだったんです。親から「早く寝なさい」と言われると、布団をかぶってライトを引き込んでこっそり勉強して。で、足音がすると明かりを消す、みたいな。
弘兼 東大ではモテたんじゃないですか。
豊田 いえ全然。高校まで門限が5時で、男友達と和気あいあいとするのも大学が初めてでした。授業が終わって学食でいつもみんなでワイワイするみたいな感じで。その頃の友人たちは、今でもずっと仲よしで、あの騒動の時もずっと励まし続けてくれて、ずいぶん支えられました。
弘兼 恋愛に関しても慎重なほうだったの?
豊田 中高は女子高でしたから、大学生になってからですね。夜から明け方まで女友達と電話でずっと恋バナをして、きゃあきゃあドキドキしてました。幼かったですが、青春ってああいうことですかね~。世の中では恋愛や結婚でよく相手の肩書や学歴とか、持っているものとか、まずは条件から入るみたいな話が多いように思いますが、私は真面目に「トゥルーラブ(真実の愛)」を追求したいと思っていました。だから、今でも弘兼先生に「それって本当の愛ですか」と問いただしたりしてます。
弘兼 アハハハ。今46歳でしたよね。いやはや、なんとピュアな。間違っても「わたしは恋に生きる!」なんて言いださないでくださいね。
豊田 アハハハ、大丈夫です。もうとっくに外野の身ですから。ただ、気持ちとしてはピュアな心は持ち続けたいと思っています。
弘兼 そんなピュアな人がなぜ、官僚を辞めて魑魅魍魎が跋扈する政治の世界に飛び込んだんですか。
豊田 厚労省の役所時代は月に300時間残業とかが当たり前の激務で、泊まり込み、住み込み、嫁ぎ先みたいな感覚でした。それでも役所が大好きで、人のために働けることがうれしくて、喜々として頑張っていました。でも、外交官としてスイスのジュネーブに赴任していて2011年に戻って来たら政権交代があって、日本の政策決定の現場がほんとにもう、グダグダになってしまっていた。政治が官僚を押さえつけていましたので、官の側にいては国を立て直せない。であれば政治の側に行って、政も官も、みんなが力を合わせて国民のために働けるようにするしかないと思って。自民党のホームページを見て公募に応募し、縁もゆかりもない地から2012年の第46回衆議院議員総選挙に出馬しました。
弘兼 政治家は海千山千と言われますが、いろいろな闇も抱えなければならない。正直、あなたのまっすぐな性格では無理があったのではないんですか。
豊田 そうですね‥‥。あそこは「笑って人を刺し殺せないと生きていけない」世界。とてもじゃないけれど、私みたいな人間がやっていける世界ではなかったと、今は、しみじみ思います。
弘兼 よく政治家には「地盤・看板・鞄」が必要だと言われますが、実際のところ、どうなんでしょう。
豊田 確かにシステムとして世襲、大会社・大病院の御曹司とか、結局、いろいろな危険から守ってくれるバックボーンがないとやっていけない世界だと思いますし、実際にそういう方が多いですよね。加えて、まともな優しさとか、正義感とか、善悪の判断とかが通用しない世界でもあります。
弘兼 つまり、野獣の群れの中に少女が放り込まれたという感じですね。
豊田 まあ、自分から飛び込んだわけですが‥‥。毎朝4時に起きて、埼玉の地元の駅頭に立って、何万軒のお宅やお店を歩いて回って、1500枚のポスターも全部、自分で貼って。畑や崖の上までよじ登って、完全にド根性のドブ板選挙。だから、民主党王国で、自民党候補は絶対勝てないと言われていた選挙区で勝ちました。ド根性は、当選したあとも変わらずです。小さい頃と同じで、やるんだったら200%やらないと気が済まない性格なので。
弘兼憲史(ひろかね・けんし)47年、山口県生まれ。早稲田大学法学部卒。74年に漫画家としてデビュー。現在、「島耕作シリーズ」や「黄昏流星群」を連載するほか、作家、ラジオのパーソナリティーとしても活躍中。
豊田真由子(とよた・まゆこ)74年生まれ、千葉県出身。東大法学部を卒業後、厚労省に入省。12年に衆議院議員総選挙に当選。14年の衆議院議員総選挙で再選。現在は社会保障や感染症対策の専門家としても活躍。
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