政治
Posted on 2014年01月23日 09:55

切れ者論客4人が意見!「靖国参拝は是か非か」(3)評論家・渡邉哲也

2014年01月23日 09:55

20140123v

 国家の元首や主導者が、その国に生命をささげた方に謝礼の気持ちを伝えるのはどこの国でもやっていることです。アメリカであればアーリントン墓地がそうですし、それぞれの国にあります。それを問題視すること自体が問題だと思います。

 韓国は当初、位牌を返せと主張していました。戦争中は日本人だった韓国の人が祀られていますので位牌を返せ、分離しろと。しかし靖国神社に位牌なんてないわけですよ。

 また分祀といいますが魂は物質ではありません。御霊は祀ることはできても、分離することはできません。水の中に同じ水を入れて、あとから追加した水を抜けということと同じですから。

 返せ、分けろと言うこと自体が間違いであって、その程度の低い認識レベルしかないわけです。

 世界中から非難を受けているといいますが、靖国の英霊はA級戦犯も含めて昭和戦没者として、バチカンにも祀られています。ヨハネ・パウロ二世の時に祀られたのですが、カソリックの影響下にある国や人たちは文句を言える立場にはないのです。批判する当事者たちはバチカンにも文句を言うべきでしょう。

 参拝そのものに文句を言っているのは中国・韓国なのですが、その理由はA級戦犯が祀られていることです。しかし、A級戦犯の意味を考えるとそれも疑問符になります。

 ABC級とはA項・B項という戦争犯罪の種類なのです。A項は戦争主導者と呼ばれる立場の人たちなのですが、当時の戦争法上彼らは罪ではなく、敗戦の将として裁かれました。逆に言うとB項「通例の戦争犯罪」や、C項「人道に対する罪」、つまり無実の民間人を殺したほうが罪だと言えるでしょう。アメリカによる東京大空襲などの空爆は民間人を大量に殺しているのでこちらのほうが戦争法上、罪になります。

「失望」を表明したアメリカは、国防省と国務省の間で常に綱引きをしています。国防省側では今回のことを問題視していませんが、国務省は親中派の方々が多く、ビジネスの問題もあり、中国側の意見が表に出ているということです。アメリカも一枚岩ではないので、日本から見ると意見がブレているように見えるのです。

 つまり、この問題を問題とするほうが問題なのです。

 唯一、問題があるとすれば、靖国神社が宗教法人であることです。政教分離の問題などがあり、宗教によっては参拝に行けないという問題も発生します。新たに施設を作らなくても、今の靖国神社に法人格を作り、国の施設にすれば何の問題もなくなるのです。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年06月13日 15:00

    夏といえばそうめんと冷やし中華だが、中華料理チェーン「熱烈中華食堂日高屋」は6月12日から、夏季限定の新メニューを売り出した。「冷し担担麺」(750円)である。社内試食の段階でも人気が高かったという、冷たくて辛い、まさにこれからの季節にピッ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年06月15日 20:30

    女性タレントや女優を褒める際に「等身大」「サバサバしている」などという表現がよく使われる。「自分を飾ることがなく、細かいことにこだわらない」ことが同性に愛される大きな要素ということなのだろうが、私にはこれらの言葉がポジティブなこととして捉え...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年06月18日 20:00

    タレントのボビー・オロゴンこと近田ボビー容疑者が6月14日、知人女性に対する不同意性交の疑いで千葉県警に逮捕されたが、芸能記者はこんなことを言うのだ。「ボビー容疑者は自身の知名度を悪用しいろいろやらかしているが、表に出ているのは氷山の一角。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/9発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク