スポーツ
Posted on 2018年01月11日 17:56

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「穴はサクステッドの変わり身」

2018年01月11日 17:56

 年が明けて徐々にクラシック候補の顔ぶれがしぼれてきた。今週の京成杯は、皐月賞、ダービーへの一里塚。同じ中山芝2000メートルで行われたホープフルSが昨暮れよりGIに昇格。それだけに、メンバーを比べると、やや小粒である。

 しかし、だからといって、どんな大物が隠れているか。キャリア1、2戦の馬が多いだけに、わかりはしない。そうした値踏みをしながら検討、観戦するのが、明け3歳戦の楽しみでもある。

 このレースを勝ってダービーを制した馬に近年、エイシンフラッシュがいるが、他ではナカヤマフェスタ(09年2着。宝塚記念勝ち。凱旋門賞2着)ぐらいで、やはり全体からすれば評価は劣るのか。

 今年はどうだろう。ざっと見渡したところでは、昨年(勝ち馬コマノインパルス)より、レベルが高いと思えてならない。ジェネラーレウーノ、デルタバローズなどはそのクチではないか。いずれにせよ、見応えあるレースが期待できそうだ。

 この重賞に馬単が導入された03年以降、これまでの15年間、その馬単で万馬券になったのは4回(馬連0回)。とはいえ、この間、1、2番人気とも連対を外したのはわずか2回。人気、有力どころから何点か手広く流すのが馬券の妙味と言えそうだ。

 あらためて顔ぶれを見てみよう。新馬戦を勝ったのみだが、前記したデルタバローズは、勝ちっぷりのよさから、なかなかの逸材であることは確かだ。少し間隔を開けたが、短期放牧でリフレッシュされ、ここ目標にきっちりと調整されてきている。評価どおり、有力候補の一頭であることに違いない。

 着差はわずかだが、2着馬を競り落として未勝利を勝ち上がったエイムアンドエンドは、母が重賞(福島牝馬S)勝ち馬で、ゼンノロブロイ(天皇賞・秋、ジャパンC、有馬記念)を近親に持つ良血。これからの成長が見込める。

 が、そうした評価の高い馬以上に注目したいのが、サクステッドだ。穴党としては、こいつをイチオシしたい。

 デビュー戦は単勝67.1倍の大穴での完勝。周囲を驚かせたが、前走の萩Sは5着。しかしこれは、一息入ったあとで、重め残りの状態。しかも道悪(重馬場)で終始ノメりどおし。脚を取られていたため、参考外にしてもいい。

 使われた今回は違う。短期放牧でしっかりとケアされ、乗り込み量は豊富。中間の稽古の動きも滑らかで、実にリズミカル。状態は一変しているだけでなく、成長さえうかがわせている。

「馬体が引き締まって、たくましくなっている。動きも伸びやかになっており、背丈も伸びた。前走とは違う」

 こう言って目を細めるのは、小西調教師。ならば変わり身が見込めるというものだ。

 父タートルボウルは、GI1勝の一流とは言いがたいマイラーだったが、種牡馬として成功。母系もよく、アルナスライン(菊花賞、天皇賞・春ともに2着)など、近親、一族に活躍馬が多くいる。新馬戦で見せた上がり33秒9の強烈な末脚が武器で、器用さがあって立ち回りも上手。直線に坂のある小回りの中山芝2000メートルは、ピッタリではないだろうか。良馬場条件に大きく狙ってみたい。

 連下は当然、有力どころということになるが、注目したいのは1戦1勝のイェッツトだ。

 金成調教師みずから「隠し玉」と公言し、そのとおり、26.6倍の単勝でデビュー戦を完勝。それでいて「六~七分の仕上がり」(金成師)だったのだから、上がり目は十分。中間も順調そのものとあって、目は離せない。

 ライトカラカゼにも注意を払いたい。こちらはクリールカイザー(AJCC)の全弟。レースセンスはクリールカイザーより上との評判だけに、軽視は禁物だ。

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