スポーツ

WBCで3ラン…岡本和真インタビュー「最高です」6連発は阿部慎之助へのアピールだった!?

「最高です」

 3月16日に東京ドームで行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のイタリア戦。侍ジャパン、一塁手として先発出場した岡本和真が3回二死一、二塁の場面で、体勢を崩されながらも左手一本で左翼席スタンドに運ぶ3ランを放った。

 5回無死二、三塁の際も、初球を右中間に運ぶ2点ツーベースヒットで、この日、5打点の大活躍。日本は9対3で勝利し、アメリカ・マイアミで行われる準決勝にコマを進めた。

 試合後のヒーローインタビューで岡本は、インタビュアーの全ての質問に「最高です」と言い放つ。最後、6つ目となった「日本の選手を代表して、意気込みを」には「えぇ…もう…」と言葉を詰まらせたが、球場から笑いが起こると「最高です」と言い直している。野球ファンにとっては、何やら聞き覚えのある言葉だ。スポーツライターが言う。

「そもそもは17年4月1日、中日との開幕2戦目で、巨人の4番・阿部慎之助(現・巨人ヘッド兼打撃コーチ)がサヨナラホームランを放った際、お立ち台で発したもので、その後、定番のセリフとなりました。今回、岡本の阿部ヘッドに対するオマージュだと、すぐに気付きました。阿部ヘッドは13年の第3回WBCで正捕手、キャプテン、そして4番を務めたことから、今大会の1次リーグで不調だった主砲・村上宗隆に『我慢、我慢だよね。責任が強い子だし、とにかく背負わずにやることだね。それがいちばん難しんだけど』とエールを贈っています。あの『最高です』の連発には、岡本の『オレのことも見て下さい』という意地が現れたと、感じ入るものがありました」

 思えば昨年の岡本も、打撃成績で村上に大きく突き放された1年だった。渾身のひと振りに、まだまだ期待したい。

(所ひで/ユーチューブライター)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<老人性乾皮症>高齢者の9割が該当 カサカサの皮膚は注意

    330777

    皮膚のかさつきを感じたり、かゆみや粉をふいた状態になったりすることはないだろうか。何かと乾燥しがちな冬ではあるが、これは気候のせいばかりではなく、加齢による皮膚の老化、「老人性乾皮症」である可能性を疑った方がいいかもしれない。加齢に伴い皮膚…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<中年太り>神経細胞のアンテナが縮むことが原因!?

    327330

    加齢に伴い気になるのが「中年太り(加齢性肥満)」。基礎代謝の低下で、体脂肪が蓄積されやすくなるのだ。高血圧や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病に結びつく可能性も高くなるため注意が必要だ。最近、この中年太りのメカニズムを名古屋大学などの研究グル…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<巻き爪>乾燥による爪の変形で歩行困難になる恐れも

    326759

    爪は健康状態を示すバロメーターでもある。爪に横線が入っている、爪の表面の凹凸が目立つようになった─。特に乾燥した冬の時期は爪のトラブルに注意が必要だ。爪の約90%の成分はケラチン。これは細胞骨格を作るタンパク質だ。他には、10%の水分と脂質…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「話にならないと思いますよ」元世界王者・内藤大助が斬り捨てる「井上尚弥の挑戦者」の平凡さ
2
【まさかの会見】「女子アナ性接待」をうっかり匂わせたフジテレビ副会長の「大失態」
3
佐々木恭子アナの結婚式「スピーチ事件」に堀江貴文が憤慨する「モラルが低いフジテレビの文化」
4
伊勢ケ濱部屋から出ないと「照ノ富士と激突」の火ダネに…元白鵬の宮城野部屋「閉鎖解除」カウントダウン
5
渡辺麻友にフジテレビ・渡邊渚元アナ…突然テレビから消えた美女の「非公表な体調問題」